Middleweight Michael Bisping vs. Kelvin Gastelum
小柄ながらぐりぐり前へ出てくるレスラーのガステラムにはビスピンは大いに苦戦するであろうとおもう。ガステラムは何度もテイクダウンを決めるであろうし、終始攻勢で試合ができるのではなかろうか。ただ胴がみじかいためになかなかフィニッシュはできないのではないか。が、それでもガステラムが圧倒するとおもう。ビスピン自慢の心肺能力だが、ガステラムも負けていない。
ガステラムによる TKO 予想。
Welterweight Li Jingliang vs. Zak Ottow
中村を背負ったまま失神した李景亮は根性のある面白い選手で、どんどん前へでてゆくガッツ石松的風貌の選手、アジア勢では私のもっとも好きな選手の一人である。対するオッ父ゥはというと打撃も柔術も玄人であるが、過去三試合とも割れた判定であり、この試合こそはっきりと決着をつけたいところだろう。おそらく両者とも積極的に前に出て打ち合うであろうことが予想される。打ち合いでつよいのは李ではなかろうか。
私は判定で李景亮予想。
Featherweight Wang Guan vs. Alex Caceres
さすが中国、人口を抱えているだけあっていい選手がごろごろと在野に転がっているという印象。四肢が長く、魅せる格闘としての質においても日本よりも全体的に高いようにおもう。
そしてこの王冠という選手、右のストレートの一発、あるいは左のフックの一発で相手を初回に倒した映像を見たが、なかなか面白い天性のストライカーという印象である。欠点は寝技だろう。いちおう踏ん張るが、わりところころ倒されるかんじである。
対するブルース・リロイはガガンボのように体が柔らかく、強打をごまかすのがうまい。一応UFCでは百戦錬磨である。さてグァンにリロイが倒せるかどうか。ある意味この試合がいちばんおもしろい試合になるのではないかという気がする。
私は王冠がいいパンチを当ててリロイを倒すことに期待したい。
王予想 by TKO。
Welterweight Muslim Salikhov vs. Alex Garcia
ロシアのカンフーマン、サリコフはキックボクシングで華々しい戦績をもつ強振家で、速いパンチで初回KOという戦績を連ねている面白そうな選手。しかし寝かされるとからっきしのようだ。
ガルシアも強打で鳴らした選手であるが、この選手はタックルも強烈である。速い段階でタックルを決めて削っていけば大いに有利な展開にもちこめるのではないか。しかし残念なことにガスが足りない選手でもある。試合が長引けば尻下がりに落ちてゆくしタックルも投げやりになってゆく。序盤のタックルで試合を決めれないようだと、後半は読まれてパンチを当てられ沈むことも大いに考えられる。
私はUFCで戦績の長いガルシアが早々とタックルを決めて削って試合の主導権を握るのではないかという気がする。
判定でガルシア予想。