Women's Bantamweight Ronda Rousey vs. Bethe Correia
いくらコレイアが無敗とはいえ、ラウジーとは実力にかなりのひらきがあるだろう。ボクシングの上手い選手のようであるが、それでも一発の力強さにおいてはラウジーの方が上のように感じる。そして何よりコレイアは相撲が弱い。ラウジーと組んだらそれで終わりだろう。
ラウジーによるパウンド、ノックアウト予想。
Light Heavyweight Maurício Rua vs. Antônio Rogério Nogueira
ショーグンは大好きな選手であるが、ここのところツイてない負け方が多く、このまま尻すぼみに終わってしまうのではないかという気がしてしまう。ノゲイラもボクシングが上手いと言われても、もはやトップクラスとは言えないレベルに成り下がっている。両選手とももはや過去の選手であり、現代格闘に置き去りにされてしまった観がある。
お互いに突飛なことはせず練習どおりの試合をするであろうし、試合そのものは見ごたえあって面白いかもしれないが、あるいみ意外性の無いつまらない試合になるような気がしなくもない。
負けた方はこれで引退か、すくなくともUFCからは姿を消すだろう。
Heavyweight Stefan Struve vs. Antônio Rodrigo Nogueira
ハントに下顎を折られてから打撃に対してトラウマになっているかもしれぬストルーヴであるが、もしそうだとすれば今回は相手が著名な柔術家ということで気分的にラクなのではなかろうか。ノゲイラのボクシングも上手いと言われるが、一発のあるパンチでは決してない。案外ストルーヴが極めて勝つのではないかという気もする。
ストルーヴによる一本勝ち。
Heavyweight Antônio Silva vs. Soa Palelei
ビッグフットに対して体格的にも負けていないパレレイであるが、とにかく見た目からして鈍重そうであり、いまいち試合の面白味のない選手である。ただし、このところ連勝しており気分的にも上り調子であるからして、ここは名の知れたビッグフットを倒して勢いをつけたいところだろう。
このところ不本意なノックアウト負けが続いているビッグフットだが、忘れたころに大勝するのもまたビッグフットである。そろそろ勝つのではないか、という気もしなくもない。
が、ビッグフットは、脳手術のせいなのか、これまでの脳震盪の蓄積なのか、速いパンチに対してめっきり反応が鈍く、またちょっと当たっただけで倒れてしまうようになった。パレレイは速い打撃こそないが、上体がやわらかく、それなりに反応はできる。パレレイが何かしらカウンターを当てて流れをつかみ、ビッグフットをノックアウトしてしまうのであはなかろうか。
パレレイによるノックアウト予想。
Welterweight Demian Maia vs. Neil Magny
マグニーはボクシングもうまく、倒せば蜘蛛のように相手を絡めとるという印象。寝技しかできぬマイアを圧倒するのではないか。
マグニー予想。
2015年7月28日火曜日
2015年7月11日土曜日
UFC 189: Mendes vs. McGregor 予想
Featherweight Chad Mendes vs. Conor McGregor
両者ともにわりとはっきりとした独自の格闘スタイルをもっているが、どちらの力量が上回るのかを考えると、これはやらせてみないとわからない。
メンデスのアスレティシズムか、マッグリガーの天才性か、という感じになるのではなかろうか。もちろんマッグリガーのようなリーチをもった選手はフェザー級はおろかひとつ上のライト級でも珍しく、身体的にメンデスが不利なのではなかろうかというのが第一印象であった。
マッグリガーの実力を過去の戦跡から推し測るのは、かなり難しいように思う。というのは、第一に彼はまだトップクラスの選手とは実はさほど対戦しておらず、いちばん参考になる試合といえば二年前にマックス・ホラウェイを内容で圧倒していた試合だろう。しかし当時はホラウェイも成長途上であったことから、今のホラウェイとの単純比較も難しい。
では、なぜマックリガー選手がそんなに高く評価されるのかといえば、もちろんオクタゴンの外でのマウス・パフォーマンスも大きいが、やはり勝利のほとんどがノックアウトであるという点であり、天才めいた圧倒的つよさを見せてくるところであろう。遠くからしゅーっと真っ直ぐ伸びてくるあの左手は脅威的であり、またよく当たる。そのつよさがメンデスやアルドーのような一流にも通用するのか、という点が見どころだろう。
メンデスはアルドーと同様にスピードと抜群の反応の良さが同階級のなかでも群を抜いており,明らかにつよいことがわかる。レスリングでは全米トップの選手であり、一発のパンチの破壊力も充分すぎるほどにある。アルドーとも競った試合をしてみせた。メンデスの強さは本物であるし、証明済みともいえる。
ところがマッグリガーとなると、格闘スタイルがかなり独特であり、身体のサイズ的にも同階級の他の選手との比較を難しくしている。とくにリーチがとほうもなく長く、接近すれば肘もよく出るわけで、まるでライトヘビーで敵なしだったジョン・ジョーンズのようである。こういう選手はどこまでつよいのか、本当によくわからない。ズバ抜けてつよいのかもしれず,あるいは案外もろいのかもしれない。
ひとついえることは,メンデスは学生レスリングという長い競技経験があるのに対し、マッグリガーの本格的な競技経験はプロ格闘からである。私はメンデスの高い身体能力と、メンタルにおけるアスレティシズムを評価して,判定によるメンデス予想としたい。
よって判定でメンデス予想。
もしマッグレガーがメンデスを圧倒してしまった場合,おそらくアルドーにも勝てるであろう。そうなれば彼は階級を上げて二階級,三階級制覇と狙っていくのではないか。
Welterweight Robbie Lawler vs. Rory MacDonald
メンデスとマッグリガー,正直どっちが勝とうが,どっちでもいい。
私の胃を痛くするのは,この試合である。
私的には目の覚めるようなキレのある真っ直ぐをよく出す貴公子のようなマクドナルドのファンであり、ここは若く成長中のマクドナルドに勝ってほしいところであるが、やはりローラーはつよい。
ローラーには強打もあり,レスリングもつよい。おそらくぐいぐいプレッシャーをかけてくるのであろう。また彼の恐るべきところは、後半になってノッてくると鬼神のような表情となり、バーセク状態になって狂ったように振り回してくる。こうなると手がつけられない。
対するマクドナルドは自分の距離を維持して、まっすぐ速いパンチをローラーの出鼻にあてて、相手の距離感を狂わせ苛立たせたいところだろう。しかしどこまでそれを継続できるのか見モノである。ヘンドリクスのようにテイクダウンを組み合わせて上下に攻めわければ大いに勝機があるとおもわれるが、そうなるとローラーの方が一枚上手なのではないかという気がするし、いつかのように距離をとって立ち技打撃一本というスタイルであれば百戦錬磨のローラーには敵わないのではないかという気がする。
判定でローラー予想
Featherweight Dennis Bermudez vs. Jeremy Stephens
スティーブンスの強打が当たれば面白いが、ムラっ気のある選手だけにどうであろう。今回も計量に失敗しており、性格的にやや問題のある選手なのではなかろうか。
判定でバミューデズ予想。
Welterweight Gunnar Nelson vs. Brandon Thatch
アイスランドのネルソンは前回リック・ストーリに僅差の判定で敗れてはいるが、打撃も柔術も上手くてぐいぐい前に出てくる、単純に「つよい」という印象の残る選手である。
一方のキックボクサーのブランドン・ザッチも強力な打撃をもった選手であり、これは負けた方がタダでは済まなそうな試合になるだろう。
ネルソンはよほど自分のアゴのつよさに自信があるのか、ガードを下げた構えのまま強引に前へ出てゆく、という場面が記憶に多く残っている。ザッチのような強打をもった選手に対してあんなふうに無防備のまま前進してしまえば、かなり危険だろう。今回もそんなふうならやはりノックアウトされてしまうのではなかろうか。
寝技も打撃も高いレベルのネルソン、慎重に丁寧に立ち会うのであれば大いに勝機はあるとおもうが、私の印象にもとづけばやはりザッチのパンチがよく当たるのではないかという気がする。
ザッチによるノックアウト予想。
Bantamweight Brad Pickett vs. Thomas Almeida
まだ高校生のような顔だちをしたアルメイダは20戦に届こうという戦績ながら無敗であり,闘争心を絵に描いたような闘い方をする天才的な選手である。この試合,ピケットは咬ませ犬的な役どころでしかなく,アルメイダが問題なくノックアウトするであろう。
アルメイダによるノックアウト予想。
Welterweight Matt Brown vs. Tim Means
若いながら膨大な戦績をもつミーンズであるのだが、攻めも守りもやや荒削りなところが目立つようにおもう。トップランカーのブラウンの敵ではないように思う。ましてブラウンは泥仕合には滅法つよい。
ブラウンによるノックアウト予想。
Bantamweight Cody Garbrandt vs. Henry Briones
24歳で6戦6勝6KOという戦績のガーブラントに注目してみたい。
前の試合ではとても23歳とはおもえない落ち着いた構えで対峙しており、よけカン、あてカンともに天才性を感じさせる選手のようだ。しかも試合中に骨折した右腕でもって渾身の振りを何度みせていた。格闘のために生まれてきたような天才坊やである。
ガーブラントによるノックアウト予想。
両者ともにわりとはっきりとした独自の格闘スタイルをもっているが、どちらの力量が上回るのかを考えると、これはやらせてみないとわからない。
メンデスのアスレティシズムか、マッグリガーの天才性か、という感じになるのではなかろうか。もちろんマッグリガーのようなリーチをもった選手はフェザー級はおろかひとつ上のライト級でも珍しく、身体的にメンデスが不利なのではなかろうかというのが第一印象であった。
マッグリガーの実力を過去の戦跡から推し測るのは、かなり難しいように思う。というのは、第一に彼はまだトップクラスの選手とは実はさほど対戦しておらず、いちばん参考になる試合といえば二年前にマックス・ホラウェイを内容で圧倒していた試合だろう。しかし当時はホラウェイも成長途上であったことから、今のホラウェイとの単純比較も難しい。
では、なぜマックリガー選手がそんなに高く評価されるのかといえば、もちろんオクタゴンの外でのマウス・パフォーマンスも大きいが、やはり勝利のほとんどがノックアウトであるという点であり、天才めいた圧倒的つよさを見せてくるところであろう。遠くからしゅーっと真っ直ぐ伸びてくるあの左手は脅威的であり、またよく当たる。そのつよさがメンデスやアルドーのような一流にも通用するのか、という点が見どころだろう。
メンデスはアルドーと同様にスピードと抜群の反応の良さが同階級のなかでも群を抜いており,明らかにつよいことがわかる。レスリングでは全米トップの選手であり、一発のパンチの破壊力も充分すぎるほどにある。アルドーとも競った試合をしてみせた。メンデスの強さは本物であるし、証明済みともいえる。
ところがマッグリガーとなると、格闘スタイルがかなり独特であり、身体のサイズ的にも同階級の他の選手との比較を難しくしている。とくにリーチがとほうもなく長く、接近すれば肘もよく出るわけで、まるでライトヘビーで敵なしだったジョン・ジョーンズのようである。こういう選手はどこまでつよいのか、本当によくわからない。ズバ抜けてつよいのかもしれず,あるいは案外もろいのかもしれない。
ひとついえることは,メンデスは学生レスリングという長い競技経験があるのに対し、マッグリガーの本格的な競技経験はプロ格闘からである。私はメンデスの高い身体能力と、メンタルにおけるアスレティシズムを評価して,判定によるメンデス予想としたい。
よって判定でメンデス予想。
もしマッグレガーがメンデスを圧倒してしまった場合,おそらくアルドーにも勝てるであろう。そうなれば彼は階級を上げて二階級,三階級制覇と狙っていくのではないか。
Welterweight Robbie Lawler vs. Rory MacDonald
メンデスとマッグリガー,正直どっちが勝とうが,どっちでもいい。
私の胃を痛くするのは,この試合である。
私的には目の覚めるようなキレのある真っ直ぐをよく出す貴公子のようなマクドナルドのファンであり、ここは若く成長中のマクドナルドに勝ってほしいところであるが、やはりローラーはつよい。
ローラーには強打もあり,レスリングもつよい。おそらくぐいぐいプレッシャーをかけてくるのであろう。また彼の恐るべきところは、後半になってノッてくると鬼神のような表情となり、バーセク状態になって狂ったように振り回してくる。こうなると手がつけられない。
対するマクドナルドは自分の距離を維持して、まっすぐ速いパンチをローラーの出鼻にあてて、相手の距離感を狂わせ苛立たせたいところだろう。しかしどこまでそれを継続できるのか見モノである。ヘンドリクスのようにテイクダウンを組み合わせて上下に攻めわければ大いに勝機があるとおもわれるが、そうなるとローラーの方が一枚上手なのではないかという気がするし、いつかのように距離をとって立ち技打撃一本というスタイルであれば百戦錬磨のローラーには敵わないのではないかという気がする。
判定でローラー予想
Featherweight Dennis Bermudez vs. Jeremy Stephens
スティーブンスの強打が当たれば面白いが、ムラっ気のある選手だけにどうであろう。今回も計量に失敗しており、性格的にやや問題のある選手なのではなかろうか。
判定でバミューデズ予想。
Welterweight Gunnar Nelson vs. Brandon Thatch
アイスランドのネルソンは前回リック・ストーリに僅差の判定で敗れてはいるが、打撃も柔術も上手くてぐいぐい前に出てくる、単純に「つよい」という印象の残る選手である。
一方のキックボクサーのブランドン・ザッチも強力な打撃をもった選手であり、これは負けた方がタダでは済まなそうな試合になるだろう。
ネルソンはよほど自分のアゴのつよさに自信があるのか、ガードを下げた構えのまま強引に前へ出てゆく、という場面が記憶に多く残っている。ザッチのような強打をもった選手に対してあんなふうに無防備のまま前進してしまえば、かなり危険だろう。今回もそんなふうならやはりノックアウトされてしまうのではなかろうか。
寝技も打撃も高いレベルのネルソン、慎重に丁寧に立ち会うのであれば大いに勝機はあるとおもうが、私の印象にもとづけばやはりザッチのパンチがよく当たるのではないかという気がする。
ザッチによるノックアウト予想。
Bantamweight Brad Pickett vs. Thomas Almeida
まだ高校生のような顔だちをしたアルメイダは20戦に届こうという戦績ながら無敗であり,闘争心を絵に描いたような闘い方をする天才的な選手である。この試合,ピケットは咬ませ犬的な役どころでしかなく,アルメイダが問題なくノックアウトするであろう。
アルメイダによるノックアウト予想。
Welterweight Matt Brown vs. Tim Means
若いながら膨大な戦績をもつミーンズであるのだが、攻めも守りもやや荒削りなところが目立つようにおもう。トップランカーのブラウンの敵ではないように思う。ましてブラウンは泥仕合には滅法つよい。
ブラウンによるノックアウト予想。
Bantamweight Cody Garbrandt vs. Henry Briones
24歳で6戦6勝6KOという戦績のガーブラントに注目してみたい。
前の試合ではとても23歳とはおもえない落ち着いた構えで対峙しており、よけカン、あてカンともに天才性を感じさせる選手のようだ。しかも試合中に骨折した右腕でもって渾身の振りを何度みせていた。格闘のために生まれてきたような天才坊やである。
ガーブラントによるノックアウト予想。
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