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2013年12月29日日曜日

UFC 168: Weidman vs. Silva 2

Middleweight Chris Weidman vs. Anderson Silva
 とんでもない結末となってしまった。アンデウソンの脛がポッキリと折れてしまった。

 初回からワイドマンの方がよかった。常にプレッシャーを与え,テイクダウンもとった。
 アンデウソンが得意のタイ・クリンチに強引にもっていって膝を出したところへ,ワイドマンが待ってましたとばかりに右のフックを相手の耳の部分に当てて,アンデウソンが一瞬意識を失う,という場面もあった。
 グランドでもワイドマンが上になると,やはりワイドマンには上背があり,下から攻めるアンデウソンの手が届かないという場面があった。
 初回だけを観るにこのままワイドマンが圧倒するかにみえた。
 
 ところが二回になってアンデウソンの動きがとたんに良くなった。ローキックをよく出して,頭をよく動かし,距離も自ら狭めプレッシャーをかけ始めた。これはやはりアンデウソンか,という気がした。
 その矢先であった。
 アンデウソンの左のローキックをワイドマンが左足でチェックした際に,当たり所が悪かったらしい。アンデウソンの脛がぽっきりと折れて,まるでゴム人形のようになってしまった。
 身をよじりたくなるような痛々しい光景。不運といえば不運であり,ある意味とても残念な結果であった。
 
 思うにアンデウソンはつくづくワイドマンとは相性が悪いようである。
 前回の対戦でも,2Rはアンデウソンの方がいい動きをしていた。さあアンデウソンのペースかと思った矢先に,ワイドマンの長い手がアンデウソンの顎まで届いてしまった。
 また従来の試合ではアンデウソンがタイクリンチから膝を出せば,大概そこで試合が決まってしまうものだったが,今回の試合ではそうはならなかった。タイクリンチするアンデウソンに対して,ワイドマンが右のフックを耳に当てて,一瞬だがノックアウトしかけた。
 アンデウソンの鞭のようなローキックも,多くの選手が苦しめられてきたものであるが,ワイドマンが膝をあわせるようにチェックすることで,あっさり破ってしまった。
 これまでアンデウソンの独壇場だった場面が,ことごとくワイドマンによって破られていた。

 やはりアンデウソンは今回も負けるべくして負けたように思う。 


Women's Bantamweight Ronda Rousey vs Miesha Tate
 ミーシャが腕ひしぎを脱したりしてずいぶん善戦したが,やはりオリンピック級の柔道選手相手と組んでは大人と子供であった。ほとんど歯が立たず,定石どおり腕ひしぎで終った。
 
 最後,ミーシャが手を差し伸べたのに,ロンダはシカトしたのが衝撃だった。男子格闘で試合終了後までジトジトした感情が続くことはまずありえないだけに,驚きであった。
 ミーシャがロンダの家族について何か言ったことがわだかまりになっているようだが,たぶんロンダの屈折した性格についてとか,親がどうの育ちがどうのとか言ったのだろうかね。あんまりそこらへん読んでないから,憶測しかできないが。
 せっかくの好試合だったのに,冷や水をかけられたような気分であった。


Heavyweight Josh Barnett vs Travis Browne
 予想ではブラウンはバランスが悪いと書いたが,今日はそれが上体の柔らかさ懐の深さとして見えた。序盤は腰をしっかり落とした構えであった。相手に掴まれれば無造作にいなすようにして距離をとり,ジョシュは攻めあぐねていた。
 最後は馬場さんのココナッツ・クラッシュとブッチャーの毒針エルボーを組み合わせたような技だった。以前,ガブリエル・ゴンザガを倒したのと全く同じ体勢で,相手の側頭部に肘を落とす。長身で胴の長いブラウンならではの技といえようか。
 ジョシュ・バーネットの今後が心配だ。
 

Lightweight Jim Miller vs. Fabrício Camões
 カモイの方が試合開始早々からパンチをよく当てて押し気味であったが,寝技の展開になってから下になったミラーが一瞬の隙をついてアームバーで極めた。


Featherweight Dustin Poirier vs. Diego Brandao
 リミットを大幅にオーバーしたブランダオ,まったく精彩を欠いた試合であった。大振りが目立ち,組んでもいまひとつ,時計を見てる間にパンチをもらったり。
 好試合を期待していたのだが,残念であった。


Preliminary card
Middleweight Chris Leben vs. Uriah Hall
 ユライヤの独壇場であった。リーベンはユライヤの足に追いつくことが出来ず,パンチのキレにおいても明らかに両者に差があった。クリス・リーベンはもはや格闘家の終焉を迎えたというかんじであった。
 最後はチョンとカウンターで当てた右のストレートがリーベンの人中に当たり,尻餅。ブザーに救われたが,重篤なダメージを受けたリーベンはそのまま試合放棄した。本人による賢明な判断だとおもう。


Lightweight Gleison Tibau vs. Michael Johnson
 あいかわらず力強いが当たらない倒せないのティボウと,足は速いが打撃の力がいまひとつ足りないかんじのジョンソン。
 交錯時にジョンソンの左がティボウの耳に当たり,ティボウはバランスを崩しダウン。すかさずパウンドでジョンソンが一気に試合を決めた。


Featherweight Dennis Siver vs. Manny Gamburyan
 タイプこそ違えど実力的によくつり合った好試合であった。
 シーバは四肢が短いために,序盤攻勢でも相手が距離をつかみだすととたんに劣勢になってしまう。


Welterweight William Patolino vs. Bobby Voelker
 パトリーノは22歳の新星7勝1敗である。どこを観てるのかわからないような小さな目で相手をよく観ている。おもむろに出す右がよく当たるかとおもえば,接近しての交錯時には左の肘を出してくる。かとおもえば,回転しての肘,膝への関節蹴りなど,ジョン・ジョーンズのような攻めをみせる。


Featherweight Robbie Peralta vs. Estevan Payan
 ペラルタは力もつよく強引に攻めてくるため,それに押されて後退していまったりすると危険な相手だが,あまり頭の良い格闘家ではないという印象。攻めも守りもがむしゃらな力まかせであり,攻めではつよいが劣勢になるとわりと脆い選手である。疲れてしまうと何のみどころも無い選手である。

 一方のパヤンはこれといった特徴のない地味な選手という印象。背中に天使の羽のような刺青がある。ペラルタとは対照的に頭の良さそうな選手である。
 
 ペラルタの爆発をまともに受け止めてしまうとやられてしまう。ペラルタが3Rに見事に爆発力をみせてノックアウトした。

2013年12月25日水曜日

UFC 168: Weidman vs. Silva 2 予想

Middleweight Chris Weidman vs. Anderson Silva
  ワイドマンに敗れて以降も相変わらず注目されるスパイダーであるが,カメラに映る表情など見るに,なにやら雰囲気に丸みの出たかんじさえする。完全に牙をもがれてし まったのか,あるいは前回の敗戦で一皮剥けてさらに高い領域へレベルアップしているのか,この試合を観てみないことにはわからない。
 ワイドマンはワイドマンで王者の風格とともに円熟した感じが出てきているが,初防衛戦は王座挑戦よりも難しいと言われるだけに,どうであろう。

 この試合の予想は,初戦よりも難しいかもしれない。
 なんだかアンデウソンが圧倒するのではないかという気もするし,そうでないような気もする。
 負けて以降,アンデウソンがどういうふうに変化して,どういう練習をしているかなど,気になるところであるが,勉強不足でよくわからない。
 
 というわけで,初回と同様にワイドマン予想。

 アンデウソンが勝てばボクシングの元世界チャンピオンであるロイ・ジョーンズと対戦という話もある。ボクシングの試合をしたら一流のボクサーには敵わないのではなかろうか。


Women's Bantamweight Ronda Rousey vs Miesha Tate
 一発当たれば倒れる,というような打撃を持たない女子では,とにかく相撲とか柔道がつよくて,必殺の関節技を持つ者が強いという印象。
 骨太で頑丈そうなラウジーと比べるとテイトは線が細く,力も弱い。ということでラウジーの勝利予想は揺るがないように思う。

 ラウジー予想。


Heavyweight Josh Barnett vs Travis Browne
 アリスター・オフレイムを前蹴りでノックアウトしたブラウン,ゴンザガを倒した試合をみるにケンカ上手という印象だけれども,腰高で重心が高く,バランスも悪い。
 百戦錬磨の北斗バーネットに敵うとはとても思えない。
 
 不動の北斗バーネット予想
 

Lightweight Jim Miller vs. Fabrício Camões
 寝技対決になるのであろう。
 
 ミラー予想。


Featherweight Dustin Poirier vs. Diego Brandao
 24歳のポエリエと,26歳老け顔のブランダオ。
 メインに次いで面白い試合になるのであないか。

 ブランダオ予想。


Preliminary card
Middleweight Chris Leben vs. Uriah Hall
 ケンカ屋クリス・リーベンが全盛期であれば,リーベン予想!と言いたいところだけど,めっきり下降線上にある今,彼の無防備で距離をどんどん狭めてくるスタイルでは,強い打撃をもったユライヤ・ホールに勝てるとは思えない。

 ホール予想。


Lightweight Gleison Tibau vs. Michael Johnson
 力強い打撃があるようでいてなかなか相手を倒せないティボウと,こないだローゾン相手にいい試合をしてみせたマイケル・ジョンソン。
 ジョンソンはガラスの顎だという印象であるが,ティボウが相手ならば持ち前のスピードを生かして勝てるんでないか。

 ジョンソン予想


2013年12月13日金曜日

UFC on Fox: Johnson vs. Benavidez 2 予想

Flyweight Demetrious Johnson vs. Joseph Benavidez
 どちらも積極的に前に出て突破口を開くタイプであり,スピードもおそらく今の格闘界でトップクラスの選手どうしなのではないか。とてつもなくハイレベルな試合になるだろう。
 この両者とドッドソンの三者でフライ級は三つ巴状態だが,やはりマイティ・マウスが頭ひとつ抜きん出ている印象である。攻撃面における積極性においてベナヴィデスの方が上まわるだろうけど,防御力の高さでマイティ・マウスの方が上か。
 何にせよ楽しみな一戦である。

 判定でマイティ・マウスになるのだろうけど,私としてはベナヴィデズに頑張ってジョンソンを攻略してもらいたい。
 

Bantamweight Urijah Faber vs. Michael McDonald
 これも面白い対戦。
 若いマクドナルドはバラオにこそ勝てなかったものの,打撃主体で思い切って振ってくる,私のお気に入りの選手である。笑顔が少年のように可愛い。はたしてマクドナルドの打撃がベテランで巧者で身体能力に長けたユライヤに通用するかどうか,大いに見物である。

 ユライヤ予想であるが,マクドナルドに思い切って行ってほしいところ。 
 ユライヤに勝てたら,大したものである。


Featherweight Chad Mendes vs. Nik Lentz
 ぐいぐいと積極的に距離を縮めて攻めてくるレンツであるが,メンデスのようなどこからでも強打を出せる選手にとってはやりやすい相手なのではないか。
 
 メンデス予想


Lightweight Joe Lauzon vs. Mac Danzig
 動物愛護の菜食主義者であるダンジグと,ファイト・オブ・ザ・ナイト常連のローゾン。
 ローゾンは前回のジョンソン戦では出来が悪く,キャリアとして下降線に入ったかというような悪い内容の試合をしていた。この試合の内容で今後どうするのかおよその目安になるように思われる。

 期待をこめてローゾン予想。


Preliminary card
Lightweight Danny Castillo vs. Edson Barboza
 ローキックが冴え,反応のよいバルボザが圧倒するのではなかろうか。

 バルボザ予想。



2013年12月7日土曜日

UFC Fight Night: Hunt vs. Bigfoot

Heavyweight Mark Hunt vs. Antonio Silva
 やれハントがパンチ当てるだとか,ビッグフットは足が遅いだとか,くだらぬ予想ゴッコなぞしてた自分が恥ずかしくなるような,まったく今年一番の壮絶な一戦であった。男二匹のオクタゴンの中でのやりとり,黙ってみてろ,というかんじであった。語ろうとすれば語るほど何も伝わらない。
 プロの格闘家の心意気をとことん観させてもらった,という感じである。

 序盤はビッグフットの方がよかった。ガードをしっかり上げ,足をよくつかって距離をとり,パンチは小さくで,明らかにシウバのペースで試合が進んだ。
 ただ中盤にハントの右のストレートが人中に入り,ビッグフットは尻餅をついた。
 そこから試合の流れが変わった。

 今日のマーク・ハントは,肘を多用していたのが印象的であった。しかし肘は相手の皮膚を切り裂くのには有効だが,モーメントが小さいために相手を倒すというふうにはならない。ハントは何度もビッグフットを追いつめたが,ここぞというところで肘を出していた。重量級では肘の一発で相手を倒すことは出来ないようだ。それで判定にもつれたという感じでもあった。ビッグフットはフラフラであり,ガードの上からでも力のあるパンチが一発でも入れば倒れていたんじゃなかろうか。私が悔やんでも仕方がない。
 素晴らしい試合であった。
 
 心配なのは,両者が頭部に受けたダメージである。
 いくら体が頑丈でも,脳が頑丈とはかぎらない。脳障害というのは個人差も大きい。
 ゆっくり静養してほしいものだ。


Light Heavyweight Maurício Rua vs. James Te Huna
 ソネンに破れた後,ショーグンの兄弟のニンジャのインタビューを読んだりしたが,周囲は今のボクシング・コーチにはあまり好意を抱いていないようであった。
 きっとショーグンは周囲からボクシング・レッスンなんてやめろやめろと言われてきたのではなかろうか。それでも志を変えずにボクシングの練習を続けたのではなかろうか。そんなかんじの,待ってましたと言わんばかりの,ショーグンによる渾身の左の一発であった。
 私は馬力のあるテフナが圧倒するのではないかと予想していたが,見事に覆された。

 しかし今日のショーグンはパンチだけでなく,試合開始から動きはとてもよかった。テフナが鈍重に見えた。これがどこまで続くかと思っていたが,続くまでもなかった。ショーグンの見事なカウンターの一発であった。

 ショーグンもマチダの後を追うようにしてミドル級に移るようだ。
 しばらくはミドル級が一番面白い階級になりそうである。


Light Heavyweight Ryan Bader vs. Anthony Perosh
 ぺロシュはまるでちょっと格闘をかじったことのある素人のオッサンのようであった。
 ベイダーといえば一流のレスラーでありアスリートである。総合格闘という舞台ではちょっとした武術家が敵う相手ではないのは,試合を観る前からわかりきったことであった。
 顔面をぐちゃぐちゃにされて,反撃すらできないぺロシュであったが,それでも止めないレフリーは全くどうかしている。


Heavyweight Pat Barry vs. Soa Palelei
 湿気た試合が続いて,ここらでパット・バリーが前時代の格闘試合みたいな玉砕劇でもみせてくれるかと期待したら,なんとフルマウントからのパウンドで失神負けという,予想どおりというか予想以上に前時代的な試合であった。体格差もかつてのPRIDEの興行のようであった。
 はっきりいって観るべきものは何一つなかった。その点でも予想的中。


Middleweight Dylan Andrews vs. Clint Hester
 クリント・へスターはパンチと肘の斬れ味がすばらしい選手であるが,相撲がてんでダメであった。いくら打撃があってもこれでは上へはあがれない。
 
 パンチが交錯した際に不運にもアンドルーズの肩が脱臼してしまった。よくボクシングのコーチが総合格闘の選手をコーチしてて「パンチの打ち方がナッテない」とか言うが,自己流で強振してるとこういう事故にもつながるのだろうか。


Preliminary card
Bantamweight Takeya Mizugaki vs. Nam Phan
 水垣のパンチが妙に遅いように見えたが,序盤からクリーンに当てて判定を制した。しかし今日はバランスの悪さ,スタミナの無さが目立った試合となった。
 ナム・ファンは打たれ強い選手のようで,後半はケロっとしていたが,いかんせん決め手に欠ける選手であったという印象。 


Middleweight Nick Ring vs. Caio Magalhaes
 頭の良し悪しがそのままケンカの強弱に反映しているかのような試合であったが,それでもリングは決め手をもっておらず,こんな相手にも負けてしまう。こんな試合ばかりしていてUFCで闘っていられるのがふしぎなくらいだ。この試合で契約切られるのではなかろうか。

 どっちが勝ったにせよ,つまらない試合であった。
 ニック・リングもつまらない試合の名人だが,マガイェスもそれに輪をかけてつまらない試合をする,あまり頭のよくない選手だという印象。


Flyweight Richie Vaculik vs. Justin Scoggins
 スコギンスは21歳で7戦全勝5KO中の新鋭。ヴァキュリクは9勝1敗の30歳で主にサブミッションで勝ってきてる選手。打撃対寝技の対決になるのであろうか。

 空手家スコギンスは半身サウスポのかまえから横蹴り中段まわし蹴りなど多くだしてきたが,どれもスピードがあった。組んでも腰がつよく相撲がつよくケンカもつよい。
 これはあっという間に上位へ躍り上がるであろう期待の新人だ。

 日本期待の堀口選手も同じ空手家でしかも同じ階級だが,正直ちょっとレベルが違いすぎる感じだ。もちろんスコギンスがはるかに上だろう。


Welterweight Ben Wall vs. Alex Garcia
 ガルシアのアッパーが初回に当たってノックアウト。
 実力差がありすぎてよくわからない試合であった。

2013年12月3日火曜日

UFC Fight Night: Hunt vs. Bigfoot 予想

Heavyweight Mark Hunt vs. Antonio Silva
 強打のマーク・ハントと,要所でダークホースを演ずる意外性男ビッグフットの対戦。
 両者が上位に来れない致命的な欠点はスピードの無さにあるとおもうのだが,この試合においてはお互いに自分の力を存分に出せる,いい試合になるのではなかろうか。
 ハントは足は遅いが反応は悪くないし,踏み込むのも巧い。もちろんパンチは当たれば相手は倒れる。私はハントの一発が当たるのではないかと思う。彼らしい豪快なノックアウトを期待したい。

 マーク・ハント予想。


Light Heavyweight Maurício Rua vs. James Te Huna
 ここのところ思ったように自分の試合ができておらず,負けが続いているショーグンであるが,この試合も私は悲観的である。
 
 ニュージーランドのテフナは,ものすごい強打をもっている。リラックスした自然体の構えから突然に爆発するのが特徴的だが,持久力もある選手である。試合が長引けは長引いたでテフナが有利だとおもう。
 しかしこの試合が長引くとも思えず,ショーグンはテフナの連続した強打につかまってしまうのではなかろうか。早い段階でテフナがショーグンをノックアウトしてしまうのではないかと思う。
 負け方次第では,ショーグンは引退すべきではなかろうか。

 テフナ予想。 


Light Heavyweight Ryan Bader vs. Anthony Perosh
 何なのだろうこのカードは。ベイダーに勝たせようという試合なのか。

 ベイダーはこのところ負けが続いているとはいえ第一級の選手である。
 ぺロシュはもう42歳になる選手であり,パンチへの反応も鈍い。彼が全米を代表するアスリートのベイダーに敵うとはおもえない。

 ベイダー予想。


Heavyweight Pat Barry vs. Soa Palelei
 不器用なスラッガー同士の対戦,前時代の殴り合いのような試合で,一発先に当てた方が勝つのだろう。あんまり興味がない。

 どうでもいいが,パレレイ予想。



Preliminary card
Bantamweight Takeya Mizugaki vs. Nam Phan
 もはやUFC常連でありかつ連勝している水垣選手であるが,いまだに前座での試合というは残念である。
 ヴェトナム系アメリカ人のナム・ファンであるが,柔術や柔道など一通りやっているようだが,格闘ではよく伸びるパンチを主体に攻め,ふしぎな当て勘をもった選手である。

 水垣選手の方が足も速く,思い切りもよいので,圧倒できるのではないかと思うが,このナム・ファンという選手も不気味である。不用意なパンチをもらうと苦しくなるのでは。

 水垣予想