Welterweight Carlos Condit vs. Martin Kampmann
これも予想どおりメインらしい好試合で,ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞していたかと。
打撃主体で来ると思われていたケンプマンが,序盤からいきなりタックルから入ってきたのが意外であった。結果,コンディットは距離感がうまくつかめないまま中盤へともつれ込んでいった感じであった。
しかし中盤から前のめりにバランスを崩しぎみに放つコンディットの連打がよく当たるようになり,徐々に徐々にコンディットのペースになっていった。最後は裸締めで一本であった。
文句なしに強かった,コンディット。
Lightweight Donald Cerrone vs. Rafael dos Anjos
ドス・アンジョスが序盤から圧倒するかに見えたが,セローニもバランスが抜群で相撲では負けず,後半は完全に盛り返していた。
ブラジリアンらしい,と言っていいのかどうか,ドス・アンジョスは最終回は急に失速してしまっていた。後半盛り返されて試合終了ガッツポーズというのは,どうもあまり見栄えは良くない。
Welterweight Kelvin Gastelum vs. Brian Melancon
パンチの応酬ではメランソンが圧倒するだろうと予想していたのだが,蓋を開けてみるとガステラムが強打を放ってくる相手に対して臆することなくぐいぐい前に出て打ち勝っていた。
強打の相手には臆せず前に出ろ,という鉄則どおりだが,とほうもない勇気である。
強振してくる相手に対して,真っ直ぐとアッパーを交えたコンボでぶつかっていた。ガステラムは打撃のセンスも勇気もあり,かなりいい選手である。いずれ必ずや王者になるであろう。
Welterweight Court McGee vs. Robert Whittaker
序盤の打撃戦では明らかにウィテカーの方が上手く,主導権をとりつつあるかにみえた。
しかし, いくら相手が上手くても,マギーはあの手この手と工夫をこらしながら,諦めずにごりごり押して押して押しまくっていた。さすれば必ずチャンスが到来するものである。
いいところで何発かパンチを当てたマギーが徐々に盛り返し,最終的には判定で勝利した。マギーの見事なパフォーマンスであった。
ウィテカは立ち姿勢で,相手の出鼻に合わせておもむろに肘を出したりしていた。そういうえげつない攻めなのかもしれないが,もしかしたら試合中に拳を傷めていたのかもしれない。たしかに中盤以降パンチに力がなかった。
Bantamweight Takeya Mizugaki vs. Erik Perez
ペレスは身体能力でもスピードでも水垣選手を上回るであろうと思われ,水垣ファンの私としては悲鳴の連発になりそうな予想であったが,なかなかどうして水垣選手が見事な試合をみせてくれた。
相手が出てくれば自分も絶対に下がらずに前に出て,相打ちをねらって迎え撃って出ていた。反応もよく,相手の出鼻に古武術みたいなオーバーハンドを何度か当てていたのが印象的であった。タックルにもよく耐え,無駄にポイントを奪われるのを防いでいた。
ぶつかるときはぶつかり合い,組むときは組みの,誰が見ても文句のない好試合を見事制したわけで,水垣選手にとってとても価値ある大きな一勝だったのではないだろうか。
Middleweight Brad Tavares vs. Robert McDaniel
タヴォーレスが安定感をみせた試合であった。
序盤は相手をしっかり観て,初回の終わりごろから自分の流れを作り出す選手である。
左のローキックで,マクダニエルの右の太ももが真っ赤に腫れあがっていた。
マクダニエルが後半よく頑張り盛り返した場面もあったりして,面白い試合であった。
Featherweight Darren Elkins vs. Hatsu Hioki
序盤から日沖はとてもいい感じで距離を支配して,優位に試合を進めていった。初回に何度か当てた前蹴りも,つま先がいいところに入り,かなり効いていた。あのボディーへのトゥ・キックが効いていたために,その後エルキンスの強打が完全に封じられたかんじであった。序盤は明らかに日沖の思惑どおりの試合展開だったのではなかろうか。
しかし,結果は残念ながら私の予想したとおりになってしまった。
日沖としては,初回のあの蹴りが効いたときに,もっと積極的に前に出てラッシュをして終わらせるべきだったのではなかろうか。
つま先が相手の腹にめり込んで相手が悶絶しかかっているというのに,日沖選手は淡々としていた。そういう日沖選手の姿を観るたびに,一体何をしたいんだこの格闘家は,と歯がゆく思ってしまう。
いくらツゥ好みな格闘が出来たとしても,相手を倒すことへの貪欲さをアピールできないとアメリカでは食ってはいけないようにおもう。
そしてそれは格闘にかぎらない。何をするにしてもそうである。
アジア進出をねらうUFCとしては,日本人選手に勝ってもらいたいようなカードを組んできているように見受けられるのだが,そのたびに日本人選手が試合を落としてしまっている。
日沖のような玄人ごのみ(?)の地味な闘い方はUFCではあまり評価されないだろうし,勝てない戦法ならそれは玄人ごのみではなく,ただの独りよがりである。 判定に不服があったとしても,前回も今回と似たような試合内容で負けていた日沖選手が今後UFCに残れるのかは疑問である。
2013年8月29日木曜日
UFC 164: Henderson vs. Pettis 予想
Lightweight Benson Henderson vs. Anthony Pettis
とても興味深いテコンドー対決。いわばノックアウト・アーチストともいえるペティスの変幻自在な蹴り技空中殺法と,ベンドの総合力の対戦ともいえようか。
いろんなシナリオが考えられるが,私は実力伯仲の対戦のばあい,飛んだり跳ねたりする選手よりも,どっしりとした下半身をもった選手の方がつよいだろうという格闘観なので,ここはベンソンを予想。
ベンソンが相手との距離の出入り巧みに試合を進めて判定で勝つのではないか。
あと大事なことひとつ。
ベンソンは試合前に前髪を短く切っておくべきだ。
ペティスのような相手だと,視界の確保はとても大事である。前回の試合のように試合中に前髪を気にしなくてはならないようだと,ペティスにはとても勝てないとおもう。
Heavyweight Frank Mir vs. Josh Barnett
ミアとジョシュの巨漢柔術対決。
拮抗した試合になるのだろうとはおもうが,どちらも大した打撃を持っておらず,ごろごろと寝技の応酬になるんじゃないかとおもう。そうなると投げ技のうまいジョシュの方が優位か。いずれが勝つにせよ上位を脅かす存在にはならないとおもう。
両者の決定的な差は,相手の打撃に対する反応じゃなかろうか。ミアは速いパンチに対して反応が遅いか反応しないかだが,ジョシュはコーミエのパンチを完全に殺してしまうことができた。そういう点をおもうとやはりジョシュが勝つんではなかろうか。
Featherweight Chad Mendes vs Clay Guida
これは面白そうな試合。
一発をもつメンデスと,蒸気機関車みたいなギダとの対戦。
ギダはつかまえに行き試合を泥沼化にしようとするであろうし,メンデスはタイミングよくパンチを当てたいところだろう。ギダはまだ一度もノックアウトされたことが無い。
メンデスのパンチが何度か当たって流れができ,判定でメンデスではないかとおもう。
Heavyweight Ben Rothwell vs. Brandon Vera
両者,力があるがケンカ下手。格闘の試合としては,あんまり興味がない。
ヴェラがいい人なんで応援するかな,という感じである。
Featherweight Erik Koch vs. Dustin Poirier
ポエリエはサウスポーで,コンボをよく出してくるがやや決定打に欠ける。だが関節技はなかなか上手い。一方のコークは以前ラマスと対戦して大流血していたのが記憶に新しい。積極的に手数も出し関節技も得意の選手である。チャド・メンデスと判定まで持ち込んでいる。
私は戦績的にコークが有利なのではないかという気がするが,正直わからない。どちらも24歳でこれからの選手である。
とても興味深いテコンドー対決。いわばノックアウト・アーチストともいえるペティスの変幻自在な蹴り技空中殺法と,ベンドの総合力の対戦ともいえようか。
いろんなシナリオが考えられるが,私は実力伯仲の対戦のばあい,飛んだり跳ねたりする選手よりも,どっしりとした下半身をもった選手の方がつよいだろうという格闘観なので,ここはベンソンを予想。
ベンソンが相手との距離の出入り巧みに試合を進めて判定で勝つのではないか。
あと大事なことひとつ。
ベンソンは試合前に前髪を短く切っておくべきだ。
ペティスのような相手だと,視界の確保はとても大事である。前回の試合のように試合中に前髪を気にしなくてはならないようだと,ペティスにはとても勝てないとおもう。
Heavyweight Frank Mir vs. Josh Barnett
ミアとジョシュの巨漢柔術対決。
拮抗した試合になるのだろうとはおもうが,どちらも大した打撃を持っておらず,ごろごろと寝技の応酬になるんじゃないかとおもう。そうなると投げ技のうまいジョシュの方が優位か。いずれが勝つにせよ上位を脅かす存在にはならないとおもう。
両者の決定的な差は,相手の打撃に対する反応じゃなかろうか。ミアは速いパンチに対して反応が遅いか反応しないかだが,ジョシュはコーミエのパンチを完全に殺してしまうことができた。そういう点をおもうとやはりジョシュが勝つんではなかろうか。
Featherweight Chad Mendes vs Clay Guida
これは面白そうな試合。
一発をもつメンデスと,蒸気機関車みたいなギダとの対戦。
ギダはつかまえに行き試合を泥沼化にしようとするであろうし,メンデスはタイミングよくパンチを当てたいところだろう。ギダはまだ一度もノックアウトされたことが無い。
メンデスのパンチが何度か当たって流れができ,判定でメンデスではないかとおもう。
Heavyweight Ben Rothwell vs. Brandon Vera
両者,力があるがケンカ下手。格闘の試合としては,あんまり興味がない。
ヴェラがいい人なんで応援するかな,という感じである。
Featherweight Erik Koch vs. Dustin Poirier
ポエリエはサウスポーで,コンボをよく出してくるがやや決定打に欠ける。だが関節技はなかなか上手い。一方のコークは以前ラマスと対戦して大流血していたのが記憶に新しい。積極的に手数も出し関節技も得意の選手である。チャド・メンデスと判定まで持ち込んでいる。
私は戦績的にコークが有利なのではないかという気がするが,正直わからない。どちらも24歳でこれからの選手である。
2013年8月26日月曜日
UFC Fight Night: Condit vs. Kampmann 2 予想
Welterweight Carlos Condit vs. Martin Kampmann
どちらも好選手であり,見ごたえのある面白い一戦になるのではなかろうか。
どちらが勝つかといえば,やはりコンディットではなかろうかと思う。
ケンプマンは打撃主体の選手であるが,寝技の防御も器用で,何でもソツなくこなす上手い選手であるけれど,やはりコンディットの方が勝利にかける気迫で上まわっているように感じるし,攻撃技術と攻めのパタンにおいて柔軟性が高く持ち駒も多いように思う。何よりケンプマンはヘンドリクスの一発で沈没してしまったという印象が,どうしてもぬぐえない。
ということで,私はコンディット予想。
Lightweight Donald Cerrone vs. Rafael dos Anjos
いつもガッツあふれるファイトを楽しませてくれるセローニだけど,トップレベルになると,どうしても壁があるのは否めない。そいういう点で今回の相手には大いに苦戦するのではなかろうかと思う。
ドス・アニョスはうなじに「福」の刺青の,ブラジリアンらしい陽気な選手である。頭と手を動かしながらアグレッシブに打撃から入ってくるし,相手が出てくれば膝とアッパーカットがとてもいいタイミングで出る。下半身も安定しており,まるでチラノサウルスのような力強い足である。テイクダウン防御も第一等であり,もちろん相撲もつよい。
私はドス・アニョスがおそらくノックアウトかタップアウトで勝つだろうと思うし,たとえ判定だったとしても内容で圧倒するのではないかと思う。
Welterweight Kelvin Gastelum vs. Brian Melancon
注目の若手,6戦全勝3KOのケルビン・ガステラムが登場する。
対するはブライアン・メランソン。足が極端に短く,まるで小人プロレスみたいだが,踏み込んでからのものすごい強力な打撃を持つ,見ていてとても面白い選手。弱点を挙げるとしたら,上体のわりに下半身がやや貧弱であり,バランスを崩されたときどれだけ粘れるかという点だろう。こういう選手は倒してしまえば案外簡単にやっつけられるのではないかと思う。
若いガステラム選手の試合は,私はまだ観たことがないのだが,メランソン相手の撃ち合いはいくら駿馬といえどもかなり危険だろう。よほど自信があるのでなければ,打ちあいに行くべきではないと思う。
あまり自信がないが,積極的に組みに行けばガステラム,打ち合いになればメランソンが有利かと思う。
Welterweight Court McGee vs. Robert Whittaker
マギーのうごきには派手さが無く,教科書のように基本に忠実である。脇を絞め,顎を引いて,常に小さな真っ直ぐを中から中からと出し,下がるときは必ずジグザグ。ガードはつねに高く掲げている。
一方のロバート・ウィテカーは元職業軍人のコールトン・スミスを強打で屠っている選手である。半身で左腕をだらりと垂らした独特のスタイルで,出てくる相手に対してカウンターを狙ってゆく。
マギーのように脇をしめガードと高く上げ基本に忠実な選手に対して,ウィテカーのようなやや変則的な選手がどういう攻めをみせるか興味深い。
判定ならマギー,ノックアウトがあればウィテカーかと思う。
Bantamweight Takeya Mizugaki vs. Erik Perez
我らが水垣選手の相手はメキシコの若き暴れん坊22歳のエリック・ペレス。
これは水垣にとって,かなりの強敵である。
身体能力でもスピードでも水垣選手を上回るであろうと思われ,こういう野性味ある選手に対して水垣がどこまで頑張れるかに期待したい。
水垣が勝てれば本当に大したものだと感心するし,私は水垣選手の大ファンなのでパソコンの前で応援するが,やはりペレスが負けるとは思えない。予想はペレスによるノックアウト。
Middleweight Brad Tavares vs. Robert McDaniel
前回福田力を破ったタヴォーレスは,相手をよく観て機におよんで変に応ずるクレバー闘い方をする選手である。
UFCデビューの30歳マクダニエルが対戦する。マクダニエルがどういう選手かよくわからないが,20戦を超えるなかなかの戦績である。25歳のタヴォーレスがどう闘って今後のキャリアにつなげるか注目してみたい。
私は判定でタヴォーレスと予想
Featherweight Darren Elkins vs. Hatsu Hioki
日本期待の日沖発選手が前座で登場である。
相手は強打のダレン・エルキンス,右のクロスは驚異的である。
かつて強打のマーロン・サンドロを制したように距離をうまくつかってエルキンスの強打を殺して寝技に持ち込んでしまえば日沖に大いにチャンスがあると思 う。が,サンドロは日本人相手では圧倒的に強かったが,はたして世界的にみてどれだけの強豪かというと,やや首をかしげたくなる部分もある。勝敗は日沖が 相手の打撃をどう殺すかがカギではなかろうか。
日沖が出てくる相手に対して下がってしまえばつけ入られるであろうし,足を止めて打ち合いに応じたらエルキンスが相打ちをどんどん放ってぐいぐい打撃で押して撃ち勝つのではないかと思う。
日沖が勝つ可能性も大いにあるとおもうが,日沖の攻めは打撃で押しまくるスタイルでもなく,寝技はやや定型的な面あり,一見どういう攻めをしたいのかよくわからないところがある。
UFCのような興行では攻勢スタイルを評価されエルキンスが判定勝ちするのではないかと思う。
どちらも好選手であり,見ごたえのある面白い一戦になるのではなかろうか。
どちらが勝つかといえば,やはりコンディットではなかろうかと思う。
ケンプマンは打撃主体の選手であるが,寝技の防御も器用で,何でもソツなくこなす上手い選手であるけれど,やはりコンディットの方が勝利にかける気迫で上まわっているように感じるし,攻撃技術と攻めのパタンにおいて柔軟性が高く持ち駒も多いように思う。何よりケンプマンはヘンドリクスの一発で沈没してしまったという印象が,どうしてもぬぐえない。
ということで,私はコンディット予想。
Lightweight Donald Cerrone vs. Rafael dos Anjos
いつもガッツあふれるファイトを楽しませてくれるセローニだけど,トップレベルになると,どうしても壁があるのは否めない。そいういう点で今回の相手には大いに苦戦するのではなかろうかと思う。
ドス・アニョスはうなじに「福」の刺青の,ブラジリアンらしい陽気な選手である。頭と手を動かしながらアグレッシブに打撃から入ってくるし,相手が出てくれば膝とアッパーカットがとてもいいタイミングで出る。下半身も安定しており,まるでチラノサウルスのような力強い足である。テイクダウン防御も第一等であり,もちろん相撲もつよい。
私はドス・アニョスがおそらくノックアウトかタップアウトで勝つだろうと思うし,たとえ判定だったとしても内容で圧倒するのではないかと思う。
Welterweight Kelvin Gastelum vs. Brian Melancon
注目の若手,6戦全勝3KOのケルビン・ガステラムが登場する。
対するはブライアン・メランソン。足が極端に短く,まるで小人プロレスみたいだが,踏み込んでからのものすごい強力な打撃を持つ,見ていてとても面白い選手。弱点を挙げるとしたら,上体のわりに下半身がやや貧弱であり,バランスを崩されたときどれだけ粘れるかという点だろう。こういう選手は倒してしまえば案外簡単にやっつけられるのではないかと思う。
若いガステラム選手の試合は,私はまだ観たことがないのだが,メランソン相手の撃ち合いはいくら駿馬といえどもかなり危険だろう。よほど自信があるのでなければ,打ちあいに行くべきではないと思う。
あまり自信がないが,積極的に組みに行けばガステラム,打ち合いになればメランソンが有利かと思う。
Welterweight Court McGee vs. Robert Whittaker
マギーのうごきには派手さが無く,教科書のように基本に忠実である。脇を絞め,顎を引いて,常に小さな真っ直ぐを中から中からと出し,下がるときは必ずジグザグ。ガードはつねに高く掲げている。
一方のロバート・ウィテカーは元職業軍人のコールトン・スミスを強打で屠っている選手である。半身で左腕をだらりと垂らした独特のスタイルで,出てくる相手に対してカウンターを狙ってゆく。
マギーのように脇をしめガードと高く上げ基本に忠実な選手に対して,ウィテカーのようなやや変則的な選手がどういう攻めをみせるか興味深い。
判定ならマギー,ノックアウトがあればウィテカーかと思う。
Bantamweight Takeya Mizugaki vs. Erik Perez
我らが水垣選手の相手はメキシコの若き暴れん坊22歳のエリック・ペレス。
これは水垣にとって,かなりの強敵である。
身体能力でもスピードでも水垣選手を上回るであろうと思われ,こういう野性味ある選手に対して水垣がどこまで頑張れるかに期待したい。
水垣が勝てれば本当に大したものだと感心するし,私は水垣選手の大ファンなのでパソコンの前で応援するが,やはりペレスが負けるとは思えない。予想はペレスによるノックアウト。
Middleweight Brad Tavares vs. Robert McDaniel
前回福田力を破ったタヴォーレスは,相手をよく観て機におよんで変に応ずるクレバー闘い方をする選手である。
UFCデビューの30歳マクダニエルが対戦する。マクダニエルがどういう選手かよくわからないが,20戦を超えるなかなかの戦績である。25歳のタヴォーレスがどう闘って今後のキャリアにつなげるか注目してみたい。
私は判定でタヴォーレスと予想
Featherweight Darren Elkins vs. Hatsu Hioki
日本期待の日沖発選手が前座で登場である。
相手は強打のダレン・エルキンス,右のクロスは驚異的である。
かつて強打のマーロン・サンドロを制したように距離をうまくつかってエルキンスの強打を殺して寝技に持ち込んでしまえば日沖に大いにチャンスがあると思 う。が,サンドロは日本人相手では圧倒的に強かったが,はたして世界的にみてどれだけの強豪かというと,やや首をかしげたくなる部分もある。勝敗は日沖が 相手の打撃をどう殺すかがカギではなかろうか。
日沖が出てくる相手に対して下がってしまえばつけ入られるであろうし,足を止めて打ち合いに応じたらエルキンスが相打ちをどんどん放ってぐいぐい打撃で押して撃ち勝つのではないかと思う。
日沖が勝つ可能性も大いにあるとおもうが,日沖の攻めは打撃で押しまくるスタイルでもなく,寝技はやや定型的な面あり,一見どういう攻めをしたいのかよくわからないところがある。
UFCのような興行では攻勢スタイルを評価されエルキンスが判定勝ちするのではないかと思う。
2013年8月17日土曜日
UFC on Fox Sports 1: Shogun vs. Sonnen
Light Heavyweight Mauricio Rua vs. Chael Sonnen
まるでプロレスラーのような作り怒りガオして入場してきたソネンとは対照的に緊張した面持ちのショーグン。緊張するのは練習量の裏づけであり,これは私の予想を覆してショーグンが勝つのではないかとさえ思った。
しかしソネンは相手の相撲(ボクシング)を一切とらせずに,最初からいきなり組み付いてグラウンドに。初回の終盤にギロチン・チョークで極めた。
ボクシングの練習を入念にしていたショーグンであったが,皮肉にも練習したパンチを一発もふるうことなく終ってしまった。おそらく悔しくて今夜は眠れないだろう。
ある意味とても考えさせられる一戦であった。
Heavyweight Alistair Overeem vs. Travis Browne
重心の安定したアリスターと比べると,ブラウンのうごきは手足がちぐはぐで,まるで操り人形のようにみえた。序盤からオフレイムが膝を当てて,完全に優位な展開をつくっていった。
私の予想は外れ,このままアリスターが押して勝つだろうと思っていたら,ブラウンが再三しつこく出していた前蹴りが顔面に当たりダウン。そのまま勝負がついた。
同じ技を何度も何度も出すというのは,ときとして功を奏すこともあるようだ。
Bantamweight Urijah Faber vs. Yuri Alcantara
序盤に投げを返されて窮地に陥ったユライヤだったが,終ってみらばいつもどおりの泥試合に引き込んでユライヤが圧倒したかんじであった。
ユライヤ・フェイバーが序盤に完全に抑えこまれかけた時,中空で足をジタバタさせていた場面があった。ちょっとぶざまにも見えるしぐさだったけど,どんな状況でも諦めずもがいてあがいてとにかく活路を見出そうとする姿には,少なからず感動した。あれがこの興行で一番印象深い場面であった。
Welterweight Matt Brown vs. Mike Pyle
こんなに一方的になるとはおもわなかった,32歳のマット・ブラウン。まさに脂がのった旬な時期という感じ。
このまま上昇して王座挑戦までこぎつけられるかもしれない。
Middleweight Uriah Hall vs. John Howard
ユライア・ホールは空手マンだけど,間合いのとり方が下手で,ハワードのローキックを何度ももらっていた。また蹴り技を頻繁に出していたが,モーションの大きすぎて効果はあまり無かった。両者ともにケンカが上手でなく,この階級では上に行くのは難しいだろうね。
また,対戦者どうし憎悪むきだしというのもよくないが,ナカヨシすぎる試合というのも観ていて腰くだけの感じがするね。
Lightweight Joe Lauzon vs. Michael Johnson
前に踏み込まない弱虫パンチを遠くからだしてるとおもったら,わりとよく当たってきて終始ジョンソン優位の試合展開だった。ジョーダンの足腰にねばりなしと私は書いたけど,この試合では相撲でも負けず,テイクダウンも良くとっていた。
ジョンソンが良かったのか,ローゾンが悪かったのかといえば,私は後者だと思う。今日のローゾンは反応も鈍く,体のキレも悪く,いつものガッツが感じられなかった。壮絶な試合の多い選手なだけに,いよいよ下降が始まったのかもしれない。
Bantamweight Brad Pickett vs. Michael McDonald
予想どおりの好試合であった。
序盤から火がついたような予想どおりの壮絶な殴り合い。マクドナルドが打ち勝ってたけど,ピケットもかなりいいのを当てていた。
どっちにしても,二人の将来が心配になるようなクリーンヒットの連発だった。
最後は意外にもグラウンドで決着がついた。マクドナルドの三角絞め。
そしてインタビューではマクドナルドのとろける笑顔。彼は人気者になるだろう。
Featherweight Conor McGregor vs. Max Holloway
アイリッシュのサウスポのマッグレガーが変則的アッパーとよく伸びる左のストレートを序盤からよく当てて優勢に試合を進めた。右の間接蹴り,浴びせ蹴りまで出し,クリエイティブさにおいてもホラウェイを圧倒したかんじであった。また打撃だけなく,後半はテイクダウンも狙っていき,相手の転ばし方倒し方ももなかなかのものだった。
これは確実に上位にあがってくる選手であろう。
まるでプロレスラーのような作り怒りガオして入場してきたソネンとは対照的に緊張した面持ちのショーグン。緊張するのは練習量の裏づけであり,これは私の予想を覆してショーグンが勝つのではないかとさえ思った。
しかしソネンは相手の相撲(ボクシング)を一切とらせずに,最初からいきなり組み付いてグラウンドに。初回の終盤にギロチン・チョークで極めた。
ボクシングの練習を入念にしていたショーグンであったが,皮肉にも練習したパンチを一発もふるうことなく終ってしまった。おそらく悔しくて今夜は眠れないだろう。
ある意味とても考えさせられる一戦であった。
Heavyweight Alistair Overeem vs. Travis Browne
重心の安定したアリスターと比べると,ブラウンのうごきは手足がちぐはぐで,まるで操り人形のようにみえた。序盤からオフレイムが膝を当てて,完全に優位な展開をつくっていった。
私の予想は外れ,このままアリスターが押して勝つだろうと思っていたら,ブラウンが再三しつこく出していた前蹴りが顔面に当たりダウン。そのまま勝負がついた。
同じ技を何度も何度も出すというのは,ときとして功を奏すこともあるようだ。
Bantamweight Urijah Faber vs. Yuri Alcantara
序盤に投げを返されて窮地に陥ったユライヤだったが,終ってみらばいつもどおりの泥試合に引き込んでユライヤが圧倒したかんじであった。
ユライヤ・フェイバーが序盤に完全に抑えこまれかけた時,中空で足をジタバタさせていた場面があった。ちょっとぶざまにも見えるしぐさだったけど,どんな状況でも諦めずもがいてあがいてとにかく活路を見出そうとする姿には,少なからず感動した。あれがこの興行で一番印象深い場面であった。
Welterweight Matt Brown vs. Mike Pyle
こんなに一方的になるとはおもわなかった,32歳のマット・ブラウン。まさに脂がのった旬な時期という感じ。
このまま上昇して王座挑戦までこぎつけられるかもしれない。
Middleweight Uriah Hall vs. John Howard
ユライア・ホールは空手マンだけど,間合いのとり方が下手で,ハワードのローキックを何度ももらっていた。また蹴り技を頻繁に出していたが,モーションの大きすぎて効果はあまり無かった。両者ともにケンカが上手でなく,この階級では上に行くのは難しいだろうね。
また,対戦者どうし憎悪むきだしというのもよくないが,ナカヨシすぎる試合というのも観ていて腰くだけの感じがするね。
Lightweight Joe Lauzon vs. Michael Johnson
前に踏み込まない弱虫パンチを遠くからだしてるとおもったら,わりとよく当たってきて終始ジョンソン優位の試合展開だった。ジョーダンの足腰にねばりなしと私は書いたけど,この試合では相撲でも負けず,テイクダウンも良くとっていた。
ジョンソンが良かったのか,ローゾンが悪かったのかといえば,私は後者だと思う。今日のローゾンは反応も鈍く,体のキレも悪く,いつものガッツが感じられなかった。壮絶な試合の多い選手なだけに,いよいよ下降が始まったのかもしれない。
Bantamweight Brad Pickett vs. Michael McDonald
予想どおりの好試合であった。
序盤から火がついたような予想どおりの壮絶な殴り合い。マクドナルドが打ち勝ってたけど,ピケットもかなりいいのを当てていた。
どっちにしても,二人の将来が心配になるようなクリーンヒットの連発だった。
最後は意外にもグラウンドで決着がついた。マクドナルドの三角絞め。
そしてインタビューではマクドナルドのとろける笑顔。彼は人気者になるだろう。
Featherweight Conor McGregor vs. Max Holloway
アイリッシュのサウスポのマッグレガーが変則的アッパーとよく伸びる左のストレートを序盤からよく当てて優勢に試合を進めた。右の間接蹴り,浴びせ蹴りまで出し,クリエイティブさにおいてもホラウェイを圧倒したかんじであった。また打撃だけなく,後半はテイクダウンも狙っていき,相手の転ばし方倒し方ももなかなかのものだった。
これは確実に上位にあがってくる選手であろう。
2013年8月10日土曜日
UFC on Fox Sports 1: Shogun vs. Sonnen 予想
Light Heavyweight Mauricio Rua vs. Chael Sonnen
明らかにピークを過ぎ下降線にある両者,どちらが勝ち残れるかというところだろう。ボクシングの練習に余念がないショーグンがスタンドでのパンチの応酬では有利であろうし,組めば膝の悪いショーグンには不利で,レスリング専門家で力のあるソネンが有利かと思われる。
正直,階級を上げてきた選手というのは戦果を予想するのが難しい。
これまで頭部に受けてきたダメージの累積もあり,ショーグンは速い打撃に対する反応が明らかに鈍っている。ソネンが先制パンチを出しながらタックルに行けば,案外あっさりとグラウンドに持ち込めて,彼に有利な試合展開になるのではなかろうか。ただしそれはソネンが入念に練習して体を仕上げてきた場合の話だ。既に高齢であり,階級を上げて減量苦が軽減するのと,このところのテレビ解説などで多忙な中,どれだけ練習を積んできたか,やや疑問がある。ショーグンは練習不足で倒せる相手ではない。
というわけで,ソネンが万全の状態ならば判定でソネンと予想するけれど,直前の計量の様子を観てみないと正直わからない。
Heavyweight Alistair Overeem vs. Travis Browne
ブラウンは前々回の試合でビッグフットに敗れてはいるが,これは試合中に足を傷めたことが原因であり,あまり参考にならない。万全のコンディションならばむしろブラウンが勝っていただろうと思っている。14勝のうちの10KOであり,ケンカ上手でいろんな場面で打撃を的確に当てるのが上手い選手である。
一方,よく盛り上がった筋肉をもつアリスターは,力こそあれどパンチはさほどに速くもなく,うごきも型にはまっており,さほどにクリエイティブな好選手ではない。また根性もあるとはいえず,相手が強かったり,逆境に立つととたんに弱くなる選手である。私はこういう選手は大嫌いである。
よって私はブラウンによるノックアウトと予想。
Bantamweight Urijah Faber vs. Yuri Alcantara
カリフォルニア小僧のユライヤ・フェイバーが,ブラジルの新星アルカンタラと対戦。この試合が本興行で一番興味ぶかい一戦かもしれない。
アルカンタラはムエタイの構えのサウスポーで打撃力もあり,もつれればすぐ関節技にもっていける選手であり,相手を倒すのもうまい,かなりケンカ上手な強豪である。ただし,攻撃力がある半面,防御がさほど細心でなく,不用意な打撃をもらうことがある。顎もさほど頑丈でなさそうである。
総合力とずば抜けた身体能力をもち,安定した強さのフェイバーが,こういう選手に対してどう対応するのか,とても興味ぶかい。
総合的に勝るフェイバーが負けるのは,ちょっと想像しにくいので,私は判定でフェイバー予想。
Welterweight Matt Brown vs. Mike Pyle
ベテラン同士の一戦。いかにもその辺でジョギングでもしてそうなマット・ブラウンは,30を過ぎてまたひとつ強くなった感じのする選手である。パンチを当てるのが上手で見事なワンツーをカウンターで当ててノックアウトしたかとおもえば,ラフ・ファイトもできる。
一方のマイク・パイルは37歳。タフであるが,序盤から相手のパンチをまともにもらいやすい選手。
私はブラウン予想。
おそらくブラウンが序盤からパンチを当てて優位に立ち,消耗しないペース配分でじっくり攻めてパイルに反撃させず,一方的な判定もしくはノックアウトで勝つのではないかとおもう。
Middleweight Uriah Hall vs. John Howard
ユライア・ホールはジャマイカの選手であり,極真空手のタイガー・シュルマンの薫陶を受けた選手。打撃に注目したい。一方,ジョン・ハワードは地元ボストンの選手。
両者ともにこれがUFCデビューとなる一戦。
私はユライア・ホールによるKOと予想。
Lightweight Joe Lauzon vs. Michael Johnson
若いサウスポーのマイケル・ジョンソンだが,顎がもろく,足腰にもねばりが無く,せっかくの長い四肢をもてあましてる感じさえする。
対するは色白でいかにも現代風な顔つきに似合わずいつもガッツあふれる好試合をみせてくれるラウゾン。この試合はラウゾンが勝つだろうとおもう。
Bantamweight Brad Pickett vs. Michael McDonald
格闘のブラピ,ブラッド・ピケット34歳はマイクタイソンのようなスタイルで頭を振りながら思い切りよく踏み込んでくる選手である。
前回王者バラオに破れたマクドナルドであるが,まだ22歳で15勝2敗という戦績。真っ向からぶつかってノックアウトを狙ってくる。そして笑顔がとろけるようにかわいい。私の大好きな若き豪傑である。
真っ向からぶつかり合いの壮絶な試合になるのは必至だが,私は打撃力と若さを買ってマクドナルドを予想。
Featherweight Conor McGregor vs. Max Holloway
これまた若い21歳のマックス・ホラウェイと25歳のコナー・マッグレガーの対戦。ホラウェイはローリグソバットなどなかなか奇抜でクリエイティブな戦い方をする面白い選手だが,残念ながら打撃の斬れ味がいまひとつなところがある。
一方のマッグレガーは正真正銘のストライカーであり,この試合もマッグレガーが打ち勝つのではなかろうか。
というわけで,私はマッグレガー予想。
明らかにピークを過ぎ下降線にある両者,どちらが勝ち残れるかというところだろう。ボクシングの練習に余念がないショーグンがスタンドでのパンチの応酬では有利であろうし,組めば膝の悪いショーグンには不利で,レスリング専門家で力のあるソネンが有利かと思われる。
正直,階級を上げてきた選手というのは戦果を予想するのが難しい。
これまで頭部に受けてきたダメージの累積もあり,ショーグンは速い打撃に対する反応が明らかに鈍っている。ソネンが先制パンチを出しながらタックルに行けば,案外あっさりとグラウンドに持ち込めて,彼に有利な試合展開になるのではなかろうか。ただしそれはソネンが入念に練習して体を仕上げてきた場合の話だ。既に高齢であり,階級を上げて減量苦が軽減するのと,このところのテレビ解説などで多忙な中,どれだけ練習を積んできたか,やや疑問がある。ショーグンは練習不足で倒せる相手ではない。
というわけで,ソネンが万全の状態ならば判定でソネンと予想するけれど,直前の計量の様子を観てみないと正直わからない。
Heavyweight Alistair Overeem vs. Travis Browne
ブラウンは前々回の試合でビッグフットに敗れてはいるが,これは試合中に足を傷めたことが原因であり,あまり参考にならない。万全のコンディションならばむしろブラウンが勝っていただろうと思っている。14勝のうちの10KOであり,ケンカ上手でいろんな場面で打撃を的確に当てるのが上手い選手である。
一方,よく盛り上がった筋肉をもつアリスターは,力こそあれどパンチはさほどに速くもなく,うごきも型にはまっており,さほどにクリエイティブな好選手ではない。また根性もあるとはいえず,相手が強かったり,逆境に立つととたんに弱くなる選手である。私はこういう選手は大嫌いである。
よって私はブラウンによるノックアウトと予想。
Bantamweight Urijah Faber vs. Yuri Alcantara
カリフォルニア小僧のユライヤ・フェイバーが,ブラジルの新星アルカンタラと対戦。この試合が本興行で一番興味ぶかい一戦かもしれない。
アルカンタラはムエタイの構えのサウスポーで打撃力もあり,もつれればすぐ関節技にもっていける選手であり,相手を倒すのもうまい,かなりケンカ上手な強豪である。ただし,攻撃力がある半面,防御がさほど細心でなく,不用意な打撃をもらうことがある。顎もさほど頑丈でなさそうである。
総合力とずば抜けた身体能力をもち,安定した強さのフェイバーが,こういう選手に対してどう対応するのか,とても興味ぶかい。
総合的に勝るフェイバーが負けるのは,ちょっと想像しにくいので,私は判定でフェイバー予想。
Welterweight Matt Brown vs. Mike Pyle
ベテラン同士の一戦。いかにもその辺でジョギングでもしてそうなマット・ブラウンは,30を過ぎてまたひとつ強くなった感じのする選手である。パンチを当てるのが上手で見事なワンツーをカウンターで当ててノックアウトしたかとおもえば,ラフ・ファイトもできる。
一方のマイク・パイルは37歳。タフであるが,序盤から相手のパンチをまともにもらいやすい選手。
私はブラウン予想。
おそらくブラウンが序盤からパンチを当てて優位に立ち,消耗しないペース配分でじっくり攻めてパイルに反撃させず,一方的な判定もしくはノックアウトで勝つのではないかとおもう。
Middleweight Uriah Hall vs. John Howard
ユライア・ホールはジャマイカの選手であり,極真空手のタイガー・シュルマンの薫陶を受けた選手。打撃に注目したい。一方,ジョン・ハワードは地元ボストンの選手。
両者ともにこれがUFCデビューとなる一戦。
私はユライア・ホールによるKOと予想。
Lightweight Joe Lauzon vs. Michael Johnson
若いサウスポーのマイケル・ジョンソンだが,顎がもろく,足腰にもねばりが無く,せっかくの長い四肢をもてあましてる感じさえする。
対するは色白でいかにも現代風な顔つきに似合わずいつもガッツあふれる好試合をみせてくれるラウゾン。この試合はラウゾンが勝つだろうとおもう。
Bantamweight Brad Pickett vs. Michael McDonald
格闘のブラピ,ブラッド・ピケット34歳はマイクタイソンのようなスタイルで頭を振りながら思い切りよく踏み込んでくる選手である。
前回王者バラオに破れたマクドナルドであるが,まだ22歳で15勝2敗という戦績。真っ向からぶつかってノックアウトを狙ってくる。そして笑顔がとろけるようにかわいい。私の大好きな若き豪傑である。
真っ向からぶつかり合いの壮絶な試合になるのは必至だが,私は打撃力と若さを買ってマクドナルドを予想。
Featherweight Conor McGregor vs. Max Holloway
これまた若い21歳のマックス・ホラウェイと25歳のコナー・マッグレガーの対戦。ホラウェイはローリグソバットなどなかなか奇抜でクリエイティブな戦い方をする面白い選手だが,残念ながら打撃の斬れ味がいまひとつなところがある。
一方のマッグレガーは正真正銘のストライカーであり,この試合もマッグレガーが打ち勝つのではなかろうか。
というわけで,私はマッグレガー予想。
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