Flyweight Demetrious Johnson vs. Chris Cariaso
やっぱジョンソンがてんで強い。相手のうごきとくらべるとジョンソンの動きは早送りのようであった。最後は右腕を極めてタップ。
これで今回の予想は全問正解ときたもんだ。
Lightweight Donald Cerrone vs. Eddie Alvarez
初回、ムエタイクリンチで組んだセローニが膝を出すタイミングを狙ってる間、アルヴァレズが執拗に右のフックをセローニの耳の後ろのあたりに何度も当てていた。それが効いていたようで、初回のセローニはいまひとつ冴えず、パンチをまともにもらう場面もあった。
が、二回以降は右のローキックがよく当たり、それが突破口となってセローニのペースになっていった。
アルヴァレズもいいファイトをみせてはいたが、やはり百戦錬磨のセローニの方が一枚上手であった。
Featherweight Dustin Poirier vs. Conor McGregor
序盤、ポエリエの方がパンチのタイミングがよく、マッグレガーは豪傑ぶってかノーガードで接近する場面が多く、あまり感心できなかった。
が、さすがにマッグレガーはハードパンチャーである。接近してパンチが交錯した際に出した左のフックがポエリエの耳の後ろのあたりをかすめ、それが効いてしまった。すかさずパウンドを入れて試合を決めてしまった。
総合格闘の薄いグラブがあの辺にあたると、かなり三半器官に衝撃を与えてしまうのだろう。グラブの大きなボクシングでは絶対起こりえない勝負の決まり方であった。
Middleweight Tim Kennedy vs. Yoel Romero
ロメロが終始優位に試合を進めていた。距離で支配し、右のローで牽制した後のよく伸びる左のパンチが当たっていた。
喧嘩師のケネディーも最後まであきらめずに、あれこれと試し、2Rの最後で右のアッパーに感触を得たらしく続けざまに放ち、またそれがよく当たり、ロメロはノックアウト寸前になった。がしかし残念ながらそこで二回終了のブザー。
3R開始時にロメロはまだ椅子から立ち上がらず、試合放棄かと思わせる場面があったが、始まってみればパンチが当たり、それが勝敗を決めてしまった。
ケネディーもチャンスをあと一歩でものにしかけたが、やはり神の兵士ロメロはつよい、という印象。
残念なのは勝利者のロメロに対しての会場の執拗なブーイング。せっかくこれだけの才能もった選手なのに人気がさっぱり出ないと売れる興行が組みにくく、なんとも残念なアメリカ特有の現象ともいえる。
Women's Bantamweight Cat Zingano vs. Amanda Nunes
無敗なので期待してみてたが、いかにも女子格闘らしいというか、冴えないナマクラな打撃戦であった。死闘してるのに素人がこんなこと言って悪いのだけど、つまんねえ試合だった。
打撃のつよい選手ときいたが、元柔道家のロンダ・ラウジー選手がこないだデイヴィスに放ったパンチの方がはるかに強力であった。ズィンガノが無敗だか知らぬが、あれではまずロンダには勝てない。
女子格闘が男子の興行におんぶせず独自に客寄せができる日てのはまだまだ先のようだ。
Bantamweight Dominick Cruz vs. Takeya Mizugaki
クルーズがブランクを経て切れ味を増して帰ってきたような印象であった。水垣のパンチはすべて見えていたし、また足も速く、まったく寄せ付けなかった。飛び込んでのテイクダウンも完璧で、まるで天才的な強さであった。
これでバンタム級はまた面白くなった。水垣は残念であったが、応援してる間もなかったというかんじである。
Lightweight Jorge Masvidal vs. James Krause
膠着した試合であり、いちおう観戦していたが、勝負どころが無くなんともダレた試合であったという印象。
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