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2014年1月15日水曜日

UFC Fight Night: Rockhold vs. Philippou

Middleweight Luke Rockhold vs. Constantinos Philippou
 ロックホールドが組みに出るかとおもったが,そうなる前に打撃でも距離でもフィリプウを圧倒していた。ロックホールドの深い懐にフィリプウは入り込めず,手を出せばカウンターをもらって,序盤からもうなす術がなかったという感じであった。
 初回,ロックホールドの多彩な蹴りが額に当たり,やぶれかぶれ気味に前へ出たが,今度は腹部にキックを二度受け,たまらずダウン。あっけない幕切れだった。

 序盤の両者の距離感をみているだけでもう勝敗が見えたかのような,大きな実力差体格差を感じさせる試合であった。


Middleweight Lorenz Larkin vs. Brad Tavares
 タヴォーレスがとても上手に闘っていた。
 いつもどおり慎重ながら今日は序盤から積極的に攻め,距離と出入りを工夫してラーキンに自分の相撲をとらせなかった。時々ラーキンがみせる蹴りやパンチは半端なく速く,ヒヤッとさせられるものがあったが,そうやってラーキンが出てきてもタヴォーレスは下がらず,踏んばって打ち返していた。距離がつけばまたタヴォーレスが先手先手と攻め,見事に判定を自分のものにした。
 地味ながら予想どおりの好試合であった。


Bantamweight T.J. Dillashaw vs. Mike Easton
 今日もディラショーの動きが良かった。スピードと打撃の多彩さでイーストンを圧倒した観があった。好試合であった。


Middleweight Yoel Romero vs. Derek Brunson
 序盤はブランソンの方が良かった。速いパンチを何度か当て,時折ロメロを後退させていた。 
 驚いたのはロメロの超人的なタフネスさだった。肩から頭にかけてのラインがまるで一直線であり,後ろからみると首が無いように見える。序盤からブランソンの速いパンチを顔面に受け,後頭部付近に至近距離からの蹴りをまともに受けていたのだが,ケロっとして闘いつづけていた。

 力も超人的につよくタフなロメロだけれど,これからもっと上の選手と対戦していくと,なかなか今日の試合のようにはいかないとおもうし,いずれ大きな壁にぶつかるんじゃなかろうか。やはり総合格闘はスピードが命,動体視力と反応の速さ,すなわち年齢が,今後のロメロの大きな弱点になってしまうのだろう。また,いい打撃を受けた後,後退して仕切り直し,みたいなことは上位ではまずさせてもらえず,効いたとみるや一気にたたみかけてくるだろう。いくらタフとはいえ,そういう場面でロメロが踏んばれるかどうか。ちょっと難しいように思う。


Flyweight John Moraga vs. Dustin Ortiz
 オーティズはスタンスを頻繁にスイッチさせつつ交錯時に強い右のフックをかぶせてくる。上体が見事だが足が極端に短く,まるでアズマオオズアカアリの兵隊アリみたいな選手である。レスリンも強い。
 一方のモラガは総合力の高い選手であり,あわてずにじっくり攻めていくタイプである。
 序盤,オーティズが翻弄するかんじで攻勢に見えたが,2Rではモラガがパンチを的確に当てるようになり,さらに背後をとって裸絞めで極めたかにみえた。が,オーティズは腕力でモラガの腕をはずし,見事に盛り返した。
 最終ラウンドはオーティズがテイクダウンをとってポイントで勝ったかに私には見えたが,割れた判定でモラガが制した。
 いずれにせよ,いい試合であった。


Lightweight Beneil Dariush vs. Charlie Brenneman
 7戦全勝24歳ダルーシの電光のような左ストレートが見事であった。注目の選手である。

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