屈強な下半身とソツのない攻めと守り。きわめて安定感の高いベンドーが勝つのではなかろうか。
トムソンは前回ネイト・ディアズの前額に蹴りを当てて見事な勝利を収めたが,ベンヘンはネイトのように無防備で前に出てくるような選手ではない。
判定でベンソン・ヘンダーソン予想。
Heavyweight Stipe Miocic vs. Gabriel Gonzaga
これは面白い一戦。ヘビー級の門番長ことゴンザガと,クロコップをソウフツさせる打撃の斬れるミオチェチ。
ゴンザガは前回の試合で相手のパンチをもらいながらカウンターで返り討ちにしていたが,パンチが速くボクシングのうまいミオチェチ相手にああいう勝ち方は無理ではなかろうか。なんとか相手を倒して塩漬けにしたいところだろう。
ミオチェチはストルーブに不覚をとったけれども,負けたのはその一戦だけであり,勝利のほとんどがノックアウトによるものである。
私はミオチェチが足をつかって距離をとり,速いパンチでもって優位に試合を進めるのではないかと思う。
ミオチェチによるノックアウト予想。
Lightweight Donald Cerrone vs. Adriano Martins
カウボーイ,ここのところ勝ったり負けたりをくり返していたが,前回は完全復活をアピールする見事な勝利であった。連勝したいところだろう。ローキックに膝が冴え,つよいねばり腰をもった選手である。まず今回も負けないのではないか。
マーチン選手はこの試合がUFCにおける二試合目だというが,前回はかなり前座で登場していた気がする。実はあまりよくわからない選手の一人。
カウボーイ予想。
Featherweight Darren Elkins vs. Jeremy Stephens
27歳のスティーブンスはとにかく強振してくる選手である。ここまで風切り音が聞こえてくるようなハンマーパンチ,一発でも当たればスティーブンスが勝つのだろう。だけど試合運びがやや大雑把で,丁寧さに欠けるところがある。
一方のエルキンスは,前回日沖と対戦して苦戦しつつ,勝利への貪欲さでもって判定を制したかんじであった。右のクロスで鮮やかなノックアウトを決めたことはあるだけに,なかなか面白い打撃戦になるのではないか。
私はエルキンスが丁寧に攻めて勝つのではなかろうかと思う。
エルキンスによるノックアウト予想。
Bantamweight Alex Caceres vs. Sergio Pettis
アンソニー・ペティスの弟のセルジオが登場する。前回はその天才的な才能の片鱗をみせた試合であった。今回の相手は「ブルース・リロイ」ことアレックス・カセレス。
カセレスは面白い選手だが,力が弱く,決して強いとはいえない選手である。
まず問題なくセルジオが圧倒するだろう。
Bantamweight Eddie Wineland vs. Yves Jabouin
バラオの回し蹴りに沈んだワインランドだが,ボクシングの技能は高い。
ジャボインは組んでなんとかして倒しにいかなければ,ワインランドのボクシングでやられてしまうのではないか。
ワインランドによるノックアウト予想。
Welterweight George Sullivan vs. Mike Rhodes
両者ともUFCデビュー戦。
ジョージ・サリヴァンは注目の強打の選手。いかにも力の強そうな体をしている。相手と打撃が交錯し接近したときのガードが甘くややアゴが上がり気味になるのが気になるところ。
一方,24歳のローデスはサリヴァンとは対照的に体がやわらかそうな選手であり,テイクダウンがうまい。が,打撃に力が感じられないのが,いまひとつ。組みに行きたいところだろう。
打撃でサリヴァンが圧倒するのではなかろうか。
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