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2014年4月18日金曜日

UFC on Fox: Werdum vs. Browne 予想

Heavyweight Fabricio Werdum vs. Travis Browne
 悲願のタイトル挑戦だったウェルドゥムだったが,ヴェラスケスが肩の負傷でしばらく休場することからブラウンと対戦することに。この試合の勝者がメキシコにて王者ヴェラスケスと対戦する。

 柔術に柔道にムエタイもやっているという,まさに格闘学の教授にもなれそうなウェルドゥムであるが,一方のブラウンは単純に「ケンカのつよい人」でここまで勝ち上がってきたかんじである。ふつうに考えてここはウェルドゥム有利と予想するのが真っ当ではないかとおもうが,総合格闘は柔術でもなく柔道でもなく,ましてムエタイでもなく,むしろケンカに近いスポーツであるからして,まして当たれば倒れる重量級であり,ブラウンが勝っても全くおかしくない。

 ウェルドゥムは終始丁寧に丁寧に距離をとったり,組みに跳び込んだりと,慎重に試合を進めていくだろうし,そうやって試合をコントロールして優位な展開にもって行きそうな気がするが,逆にそんな試合にかぎってこそ小さなミスにつけ込まれ,ブラウンの一発に沈むような気もする。ベテランのジョシュ・バーネットがやられてしまったのをみるに,この試合もまったく予想がつかない。

 私は,ウェルドゥムが職人らしく関節技で一本勝ちを予想... とおもったが,いつかのアリスター戦みたいにブーイングが飛び交うよな,何をしたいのかよくわからないような試合をして,つまらぬ判定勝ちとみる(最悪)。

 でもブラウンを応援する。

 
Women's Bantamweight Miesha Tate vs. Liz Carmouche
 こないだのラウジー戦では打撃がちぐはぐで気迫が空回りするだけだったミーシャである。あと一歩までラウジーを追い詰めたカームーシュには敵わないのではないかと思う。
 
 判定でカームーシュ予想。


Lightweight Donald Cerrone vs. Edson Barboza
 ペティスに敗れて以降また徐々に調子を上げてきたセローニだが,キックボクシングの展開になった場合,私はバルボザの打撃の斬れ味の方が上回るのではないかと思う。タイミングよく速いパンチを内角へ内角へと出し,蹴りも速く斬れ味のあるバルボザが圧倒するのではなかろうか。

 バルボザによるTKO予想。
 

Middleweight Brad Tavares vs. Yoel Romero
 この日一番の楽しみな一戦である。
 力があり,肉体と精神ともに安定感のあるロメロだが,上体がやや硬く,速い打撃に対しては反応がやや鈍い。それに対してタヴォーレスは上体がやわらかく,いい立ち位置をとり,自分の距離で闘うことのうまい,とてもクレバーな選手である。撃って出てくる相手に対しても,真っ直ぐ下がらず,ふん張って撃ち合にも応じられるところを,前回の試合で見せていた。

 元レスリングでメダリストのロメロであるが,これまでの試合ではほとんどが打撃を主体に闘ってきている。また,意外とあっさりテイクダウンをとられる場面もあったりした。たしかに打撃には力があるが,ほとんどがフック系のパンチであり,真っ直ぐのパンチは伸びがなく,さほどに速くない。私はロメロの打撃はタヴォーレスには通用しないだろうと思う。レスリング技術と力づよさを生かして積極的にタックルして,それに強い打撃を組み合わせていけば,勝機があるかもしれない。

 判定でタヴォーレス予想。


Preliminary card
Lightweight Rafael dos Anjos vs. Khabib Nurmagomedov
 これも面白い一戦。チラノサウルスのような頑丈な足をして下半身の安定した,あかるく陽気なドス・アニョスは。膝とアッパーカットがあり,相撲もつよい。難点はカーディオか。
 ヌマゴメドフは全勝だけれども,下がりながら変則的な打撃を出してくる選手である。タックルもうまいが,ドスアニョスからテイクダウンをとるのはなかなか難しいだろう。

 私は変則的な選手より王道で闘う選手がつよいとおもうので,ここはドスアニョス予想。


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