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2013年8月17日土曜日

UFC on Fox Sports 1: Shogun vs. Sonnen

Light Heavyweight Mauricio Rua vs. Chael Sonnen
 まるでプロレスラーのような作り怒りガオして入場してきたソネンとは対照的に緊張した面持ちのショーグン。緊張するのは練習量の裏づけであり,これは私の予想を覆してショーグンが勝つのではないかとさえ思った。
 しかしソネンは相手の相撲(ボクシング)を一切とらせずに,最初からいきなり組み付いてグラウンドに。初回の終盤にギロチン・チョークで極めた。
 ボクシングの練習を入念にしていたショーグンであったが,皮肉にも練習したパンチを一発もふるうことなく終ってしまった。おそらく悔しくて今夜は眠れないだろう。
 ある意味とても考えさせられる一戦であった。


Heavyweight Alistair Overeem vs. Travis Browne
 重心の安定したアリスターと比べると,ブラウンのうごきは手足がちぐはぐで,まるで操り人形のようにみえた。序盤からオフレイムが膝を当てて,完全に優位な展開をつくっていった。
  私の予想は外れ,このままアリスターが押して勝つだろうと思っていたら,ブラウンが再三しつこく出していた前蹴りが顔面に当たりダウン。そのまま勝負がついた。
 同じ技を何度も何度も出すというのは,ときとして功を奏すこともあるようだ。


Bantamweight Urijah Faber vs. Yuri Alcantara
 序盤に投げを返されて窮地に陥ったユライヤだったが,終ってみらばいつもどおりの泥試合に引き込んでユライヤが圧倒したかんじであった。

 ユライヤ・フェイバーが序盤に完全に抑えこまれかけた時,中空で足をジタバタさせていた場面があった。ちょっとぶざまにも見えるしぐさだったけど,どんな状況でも諦めずもがいてあがいてとにかく活路を見出そうとする姿には,少なからず感動した。あれがこの興行で一番印象深い場面であった。
 

Welterweight Matt Brown vs. Mike Pyle
 こんなに一方的になるとはおもわなかった,32歳のマット・ブラウン。まさに脂がのった旬な時期という感じ。
 このまま上昇して王座挑戦までこぎつけられるかもしれない。


Middleweight Uriah Hall vs. John Howard
 ユライア・ホールは空手マンだけど,間合いのとり方が下手で,ハワードのローキックを何度ももらっていた。また蹴り技を頻繁に出していたが,モーションの大きすぎて効果はあまり無かった。両者ともにケンカが上手でなく,この階級では上に行くのは難しいだろうね。
 また,対戦者どうし憎悪むきだしというのもよくないが,ナカヨシすぎる試合というのも観ていて腰くだけの感じがするね。


Lightweight Joe Lauzon vs. Michael Johnson
 前に踏み込まない弱虫パンチを遠くからだしてるとおもったら,わりとよく当たってきて終始ジョンソン優位の試合展開だった。ジョーダンの足腰にねばりなしと私は書いたけど,この試合では相撲でも負けず,テイクダウンも良くとっていた。
 ジョンソンが良かったのか,ローゾンが悪かったのかといえば,私は後者だと思う。今日のローゾンは反応も鈍く,体のキレも悪く,いつものガッツが感じられなかった。壮絶な試合の多い選手なだけに,いよいよ下降が始まったのかもしれない。


Bantamweight Brad Pickett vs. Michael McDonald
 予想どおりの好試合であった。
 序盤から火がついたような予想どおりの壮絶な殴り合い。マクドナルドが打ち勝ってたけど,ピケットもかなりいいのを当てていた。
 どっちにしても,二人の将来が心配になるようなクリーンヒットの連発だった。
 
 最後は意外にもグラウンドで決着がついた。マクドナルドの三角絞め。
 そしてインタビューではマクドナルドのとろける笑顔。彼は人気者になるだろう。


Featherweight Conor McGregor vs. Max Holloway
 アイリッシュのサウスポのマッグレガーが変則的アッパーとよく伸びる左のストレートを序盤からよく当てて優勢に試合を進めた。右の間接蹴り,浴びせ蹴りまで出し,クリエイティブさにおいてもホラウェイを圧倒したかんじであった。また打撃だけなく,後半はテイクダウンも狙っていき,相手の転ばし方倒し方ももなかなかのものだった。
 これは確実に上位にあがってくる選手であろう。

 

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