Middleweight Lyoto Machida vs. Luke Rockhold
体を絞ったマチダはスピードもスタミナも申し分ないのだが、ロックホールドもベウフォートに敗れて以降は安定したつよさをみせているわけで、これを実力的にほぼ互角とみるか、やはり戦績的にマチダが一枚上とみるかで予想も分かれるところではなかろうか。
ロックホールドがマチダを明らかに上回っている点はリーチと上背であるが、マチダはこれまで自分より大きな選手と何度も対戦しており、独自の距離感覚をもっているために、あまり体格差は参考にはならない。リーチのあるムサシを完全に圧倒したことは記憶に新しい。またマチダは36歳とやや高齢ではあり、Lヘビー時代はややもすればカーディオに懸念ありなところもあったが、ミドルに落として以降はカーディオも反応の速さもまだまだ大丈夫という印象である。
かなりの好勝負になるとおもうが、これまでの試合結果から類推するに、やはりマチダが距離を支配して試合経験のわりと浅いロックホールドを終始翻弄して勝つ公算の方が高いのではなかろうか。
よって判定によるマチダ予想。
Middleweight Ronaldo Souza vs. Chris Camozzi
カモジはニック・リングに僅差の判定で勝った試合をみた印象しかないが、これといって特筆すべきものをもっているという印象のない選手。
ジャッカレがノックアウトか絞め技であっさり決めるだろう。
Featherweight Cub Swanson vs. Max Holloway
本大会一番の好試合になるのではないか。おもいきり強振してくるスワンソンに対し若き巧者のホラウェイがどうクレバーに攻略するか。
スワンソンのパンチが一発でもあたれば、線の細いホラウェイは窮地に陥るであろうけれど、私は成長中のホラウェイが距離を上手につかって相手にパンチを打たせずに勝つのではないかとおもう。
判定でホラウェイ予想。
Women's Strawweight Felice Herrig vs. Paige VanZant
わりと注目されているペイジ・ヴァンザントの試合である。彼女は美人というわけではないが、コケティッシュな独特の魅力をもった選手である。ロンダ・ラウジーが抜きんでた女子バンタム級にくらべると、女子のストロー級は粒ぞろいといった印象である。ヴァンザントが上位グループの一人としてカウントされうる逸材かどうか、この試合で注目してみたい。
Lightweight Jim Miller vs. Beneil Dariush
イランの貴族格闘家ダリウーシュに、ベテランのジム・ミラーが立ちはだかる。
前回の試合では、ダリウーシュの玄人めいたつよさが印象的であった。
この試合でも、新鋭ダリウーシュが圧倒するのではなかろうか。
ダリウーシュによる一本勝ち予想。
Light Heavyweight Ovince Saint Preux vs. Patrick Cummins
ショーグンをノックアウトしているセイント・プルーは本格的なアスリートである。
カミンスは、エヴァンスに代わってコーミエと対戦したことが話題になってはいたが、実力的にトップクラスからはかなりの開きがあるようにみえた、
セイント・プルーが圧倒するのではないか。
セイントプルーによるノックアウト予想。
Bantamweight Takeya Mizugaki vs. Aljamain Sterling
我らが水垣が前座で登場するわけだが、これは相手が悪いようにおもう。スターリングは四肢が長く、実に独創的なクレバーな攻めをしてくる選手である。飛び込んでは相撃ち、飛び込んでは撃ち、という、やや単調な攻めの水垣は、スターリングの餌食にされてしまうのではないか。
スターリングによる絞め技一本勝ち予想。
Welterweight George Sullivan vs. Tim Means
強打のジョージ・サリヴァンだが、相手と打撃が交錯し接近したときのガードが甘くややアゴが上がり気味になるのが気になるところ。一方のミーンズはいかにもケンカのつよそうなタイプで、パンチも小刻みで正確である。
私はミーンズが的確なパンチを当ててサリヴァンをノックアウトするのではないかと思う。
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