Featherweight José Aldo vs. Frankie Edgar
小気味よいフットワークに思い切りのよい踏み込み,どんなに打たれても心が折れずに自分のスタイルで闘い続けるエドガーのファイトは見ていて感動すら覚えるのだけれど,勝利の決め手の大半はパンチによるものである。
一方,ホセ・アルドーは打ってよし蹴ってよし,柔術よしで,持ち駒がはるかに多彩である。
エドガーを応援したいところだが,試合はアルドーが圧倒するだろうと思う。
Light Heavyweight Rashad Evans vs. Antônio Rogério Nogueira
ラシャド・エヴァンスは,昨年4月に王者ジョン・ジョーンズと判定まで持ち込んだ。ライト・ヘビーではトップクラスの一人であることは間違いない。もともと爆発力のあった選手だが,リョート町田に敗れて以降は相手との距離のとり方も慎重になり,以前にましてさらに闘い方に安定感が増した感じがする。
一方のホジェリオ・ノゲイラもボクシングには定評があり,また柔術の高段者である。
私はラシャドが相手との距離をうまくとりつつ随所でテイクダウンをとるなどして終始優位に立ち判定で勝利するのではないかとおもう。
Heavyweight Alistair Overeem vs. Antonio Silva
私はアリスター・オフレイムという選手が大嫌いなので,ここはぜひブラジルの馬場さんことアントニオ・シウバに勝ってほしいところ。しかし,予想となると難しい。
上背はオフレイムが勝るが,リーチはビッグフットの方がある。また,ビッグフットは柔術の達人であることも考えると,手持ちの駒数からすればビッグフット有利だろうと思われる。
オフレイムはキックボクサーであるからして,おそらく序盤からローキックや膝を多用してくるだろう。ビッグフットが終始プレッシャーを与えつつ相手のキックにあわせて真っ直ぐの速いパンチでもって相打ちを狙っていけば,オフレイムは案外もろく攻略できるのではなかろうか。さらにテイクダウンできればビッグフットが絶対的に有利な展開になるであろうけれども,飛び込み際に出てくるオフレイムのヒザに注意したいところ。
逆に,オフレイムの蹴りに押されてビッグフットが後退してしまうようだと,オフレイムが圧倒してしまうのではないかとおもう。
Welterweight Jon Fitch vs. Demian Maia
長身のレスラー34歳ジョン・フィッチと,ブラジリアン柔術四段の35歳デミアン・マイア。
ベテランらしく内容の濃いいい試合になるだろうと思われるが, リーチのあるフィッチがやや有利かと思う。
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