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2015年6月24日水曜日

UFC Fight Night: Machida vs. Romero 予想

Middleweight Lyoto Machida vs. Yoel Romero
 ついこないだルーク・ロックホールドに完膚なきまでノサれたマチダであるが、頭部にかなりのダメージを負っていただけに、再起するにはあまりにも間隔が早すぎるのではないか。
 ロックホールドの体重ののった肘を側頭部に受けたマチダは、初回終了後フラフラして、まともに立っていることができなかった。一時的に聴力を失っており、セコンドの言ってることがまったく聞こえなかったという。
 そういう選手がロメロのような破壊力をもった百戦錬磨の選手と対峙して、勝てればいいが、もし負けてしまった場合、うけるダメージは尋常ではないだろう。
 マチダがとほうもない勇気の持ち主なのか、あるいは無鉄砲なのか。
 自信があるからこそ対戦するのだろうが、リョート・ファンの私としてはとても心配である。

 マチダはこの試合も距離を大きくとってよくフェイントを出し、ロメロの出鼻に速いパンチや蹴りを当てていくという、いつもの戦法だろう。
 力のあるロメロはマチダを捕まえて、力まかせに持ち上げるなりして倒し、ゴリゴリと削っていこうとするのではないか。タヴォーレス戦では陽動的な二段前蹴りで相手を下がらせておいて、そこへ強引に踏みこんでゆくという連続技で、立ち位置のとり方のうまいタヴォーレスを完全に崩し、破壊した。
 そういう攻めが果たしてマチダに通用するのか、ということなのだろうが、私は通用するとおもう。マチダは攻められ劣勢になったときに負けん気で我武者羅に盛り返す、というタイプではなく、やや固まってしまう悪いクセがある。一発でもロメロの強打を頭部に受ければ、腰が落ちるだろう。一旦そうなってからマチダが逆転できるとはおもえない。ましてロメロといえば、勝機をつかめば興奮して脱糞してしまうような男であり、鎧のような筋肉は飾りではない。こういう選手に対してひとたび劣勢になると、かなり危険である。

 頭部打撃に対するマチダの反応は近年かなり鈍ってきたようにみえるし、度重なる頭部へのダメージからここで一発でも打撃を頭部に受ければ、それで意識は飛んでしまいかねない。相撲上手のマチダだが、ロメロのような怪力の相手に踏みとどまれるのか。
 マチダに勝機があるとすれば、距離をとっての根くらべでロメロが疲弊した場合ぐらいしか思い浮かべられない。

 残念ながら私はマチダが勝てるとはおもえない。
 ロメロによるノックアウト予想。
 マチダはこれで引退だろう。

 
 

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